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ホストガール>理保(りほ) 持ち歌 動画■ドリームクラブ 「絶対アイドル宣言」/双葉理保【xbox360】 CV 後藤 邑子 ブレイク寸前のグラビアアイドルが何故ここに? 持ち歌 『絶対アイドル☆宣言』唄えばアイドルになれる定番ポップス 『カンパイ☆LOVE』(DLC配信)「SINPLE2500 THE どこでもギャル麻雀」の主題歌「テンパイ☆LOVE」のリメイク 動画 ■ドリームクラブ 「絶対アイドル宣言」/双葉理保【xbox360】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm7152130
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ドリームクラブ キャラクター コメント Xbox360で発売されている、恋愛シュミレーションゲーム。 混乱系木の実を持たせて「ほんとろ状態」を再現できるかも。 なお、せっちゃん以外ほぼ厨クラスのポケなので、バトレボランダムだとただのガチパにしか見えなくなるので注意。 キャラクター エテボース 亜麻音 フライゴンorランクルス みお ハリテヤマ 雪 ボーマンダ 玲香 ミルタンクorハピナス るい アゲハントorナゾノクサ 魅杏 ギャラドス 理保 ルカリオ ナオ エーフィorムウマージorゴチルゼル 魔璃 エンペルトorメタグロスorゴルーグorレジスチル アイリ キュウコンorドレディア 遙華 ガラガラorチャーレム あすか オノノクスorディアルガ ノノノ エアームド 受付嬢 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ハリテヤマ:雪 -- (ハ!) 2021-02-11 13 52 13 アゲハントorナゾノクサ:魅杏 -- (ハ!) 2020-10-14 18 48 16 エテボース:亜麻音 -- (シャーロ) 2020-08-11 21 49 11 ギャラドス:理保 -- (シャーロ) 2020-06-17 21 20 05 草案 キャラクター ギャロップ:花里愛 馬術部所属なので チラーミィ:萌黄 デンチュラ:セイラ イッシュ産推奨 ビビヨン(みやびなもよう):雅 名前ネタ コモルー:ノコ 元引きこもりなので エーフィ:桜華 ポケモン4コマ大百科ネタ ミミロップ:美月 孵化場所は○○タウン推奨 キュウコン(アローラのすがた):ちり チャーレムorインテレオン:鈴凛 後者はスパイなので リグレー:アンジュ カラー+宇宙人っぽい外見から -- (ユリス) 2020-05-02 17 48 21 ジュカイン 理保 -- (シャーロ) 2019-11-13 21 43 26 草案 キャラクター サンドパン:ドリームレイタロウ ギャロップ:花里愛 チラーミィ:萌黄 ラランテス:ノコ クチート:桜華 -- (ユリス) 2017-01-08 23 24 55 玲香にはマリルリとかどうだろう ・青色 ・ころがるを覚える(ボウリング的な意味で) ・特性ちからもち(15ポンドのボール軽々) ・ジョウト(関西地方)出身。スリバチヤマは滋賀・京都あたりだけど -- (名無しさん) 2012-12-30 21 38 32 アイリにゴルーグ ZERO組は 遙華がキュウコン あすかがガラガラ ノノノがオノノクス(名前的に -- (名無しさん) 2011-08-20 00 18 50 魔璃にゴチルゼルはどうかな? -- (名無しさん) 2011-07-05 15 08 52
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ドリームクラブ Xbox LIVE 店とは?LIVEで指名した回数によりもらえるメール添付画像 本店のカラオケ・カラオケプレビューとの違い ドリームクラブ Xbox LIVE 店とは? Xbox LIVEにて、ランキングを争います。指名する回数によって自宅に戻った際ホストガールからの画像添付のメールが送られてきます。 説明書より抜粋 好きなホストガールのカラオケ(カワオケ不可)をリクエストすることができます。 同じ子を指名したお客様(プレイヤー)でカラオケの実力を競っていただき、 勝利した方には女の子から金一封が送られることとなっております。 LIVEで指名した回数によりもらえるメール添付画像 ホストガール名 指名回数 亜麻音 1/5/10 みお 1/5/10 雪 1/5/10 玲香 1/5/10/15/20 魅杏 1/5/10/15 るい 1/5/10/15 理保 1/5 ナオ 1/5/10/15/20 魔璃 1/5/10/15 アイリ 1/5/10 (※指名はカラオケ不成立でもカウントされます) 本店のカラオケ・カラオケプレビューとの違い カワオケモードにはなりません 本店のオーダーによるカラオケの譜面とは異なり、1種類しかありません 本店・カラオケプレビューモードで、選択できない曲も選択可能 実績解除・DLC購入で出現するアイリ・魔璃を選択可能 絶対アイドル☆宣言80 sは選曲不可 名前 コメント
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ドリームクラブ 項目数:50 総ポイント:1000 難易度 ★★☆☆☆ オフラインで全実績解除可能。 コンプにはエンディング3種(ハッピー、ノーマル、バッド)×10人+期限切れエンドと最低31周必要。 1周約2~4時間ほどで終わるので、コンプまでおよそ100時間程度。 攻略wikiを参考にしながらプレイすれば、コンプ自体は難しくない。 なお、伝説のハートブレイカー、ベストフレンドさえ諦めれば12週で済む。その場合プレイ時間は30~50時間程度。 ドリームクラブ攻略 @wiki http //www12.atwiki.jp/dclub/ ドリームクラブ "Dream C Club" Wiki http //amuwiki.com/dreamclub/ 亜麻音 ハッピーエンディング 亜麻音とハッピーエンディングを迎えましょう 15 みお ハッピーエンディング みおとハッピーエンディングを迎えましょう 15 雪 ハッピーエンディング 雪とハッピーエンディングを迎えましょう 15 玲香 ハッピーエンディング 玲香とハッピーエンディングを迎えましょう 15 魅杏 ハッピーエンディング 魅杏とハッピーエンディングを迎えましょう 15 るい ハッピーエンディング るいとハッピーエンディングを迎えましょう 15 理保 ハッピーエンディング 理保とハッピーエンディングを迎えましょう 15 ナオ ハッピーエンディング ナオとハッピーエンディングを迎えましょう 15 亜麻音 プロフィールコンプリート 亜麻音のプロフィールをコンプリートしましょう 30 みお プロフィールコンプリート みおのプロフィールをコンプリートしましょう 30 雪 プロフィールコンプリート 雪のプロフィールをコンプリートしましょう 30 玲香 プロフィールコンプリート 玲香のプロフィールをコンプリートしましょう 30 魅杏 プロフィールコンプリート 魅杏のプロフィールをコンプリートしましょう 30 るい プロフィールコンプリート るいのプロフィールをコンプリートしましょう 30 理保 プロフィールコンプリート 理保のプロフィールをコンプリートしましょう 30 ナオ プロフィールコンプリート ナオのプロフィールをコンプリートしましょう 30 祝初来店 発来店・初指名の記念となります 10 DCMメルマガ会員 ドリームクラブメールマガジン(DCM)を受け取ります 10 誘惑させてよ 女の子から来店のお誘いを受けましょう 10 ハッピーバースデイ 女の子の誕生日を祝いましょう 20 8ホストガール いつものホストガール8人全てを指名しましょう 20 ヘビードリンカー 全てのドリンクメニューを注文しましょう 20 夢のグルマン 全てのおつまみメニューを注文しましょう 20 コスプレマニア 全コスプレデーに来店しましょう 20 ドリーム・イズ・オーバー 1年間ドリームクラブに通いましょう 10 ラスト・マン・スタンディング 1年間ドリームクラブに通いましょう 10 ドリームキング ドリームクラブに100回来店しましょう 10 No.1アゲアゲスト アゲアゲ合戦に10秒以内で勝利しましょう 20 チョコラブゲッター チョコレートラブを30秒以内でクリアしましょう 20 ケチャップアーティスト オムライスラブを20秒以内でクリアしましょう 20 盛り上げ上手 カラオケでシンクロ率100%でクリアしましょう 20 伝説のうわばみ ひたすら飲みましょう 10 コンビニ店長への道 コンビニバイトに精を出しましょう 10 派遣の鑑 派遣の仕事で稼ぎましょう 10 謎の仕事人 謎のお仕事で稼ぎましょう 10 さすらいのギャンブラー ギャンブルで稼ぎましょう 10 秘密の実績 アイリ ハッピーエンディング アイリとハッピーエンディングを迎えました 15 魔璃 ハッピーエンディング 魔璃とハッピーエンディングを迎えました 15 アイリ プロフィールコンプリート アイリのプロフィールをコンプリートしました 30 魔璃 プロフィールコンプリート 魔璃のプロフィールをコンプリートしました 30 母からの手紙 お母さん仕送りが送られました 20 VIPルームより愛をこめて VIPルームより愛をこめてが解除されました 10 メロメロドリンカー メロメロドリンカーに認定されました 10 ハートブレイカー ハートブレイカーに認定されました 20 プレゼントキング プレゼントキングに認定されました 50 セクハラキング セクハラキングに認定されました 30 カラオケキング カラオケキングに認定されました 30 伝説のハートブレイカー 伝説のハートブレイカーに認定されました 30 恋愛マスター 恋愛マスターに認定されました 30 ベストフレンド ベストフレンドに認定されました 30 アイリ / 魔璃 アイリは実績30個、魔璃は35個の実績を解除すると登場する。 実績を解除してからオートセーブまでの間にサインアウト等でゲームを抜けた場合、その分がゲーム側でカウントされないので要注意。 ただし、もう一度同じ条件をクリアした上でオートセーブされればカウントされる。 ○○ プロフィールコンプリート プロフィールの大半は選択会話で埋めていくことができるが、条件が揃っていないと聞き出せない項目もある。 本名は、酔い状態でハッピーエンドを迎える必要があるので注意。 その他、条件の詳細は攻略wiki参照。なお、実績解除にはスナップショットを埋める必要はない。 誘惑させてよ 一度指名したホストガールを一ヶ月程度指名しないでいると、指名催促メールが来て解除。 特に狙わずとも解除されているはず。 ハッピーバースデイ 対象者と仲の良い子から誕生日を教えて貰い、誕生日の前の週(亜麻音のみ2週間前)の営業日にアクティブ会話で誕生日の話題を選ぶと解除。 誕生日の告知メールは、誕生日前月の月初め限定で、そこを逃すと教えて貰えないのため注意が必要。 早期に狙う場合は、みおの誕生日が3月7日と一番早いが、 玲香と理保の誕生日が、11月と12月とかなり遅い。通常プレイだと遅くとも10月ぐらいにはエンディングを迎えるはずなので、プロフィール回収も兼ねて、ドリーム・イズ・オーバー解除時に、この二人で狙う方が効率的かも知れない。 8ホストガール 初期の8人全員を一度でも指名すると解除。累計なので一周で全員指名する必要はない。 ドリーム・イズ・オーバー解除などに、あえて全員を指名しておけば、8人全員の誕生日がまとめて埋められて効率的。 ヘビードリンカー 飲む必要はなく、アクティブから全てのシングルドリンクを連続注文するだけで良い。ボトルの注文は不要。 夢のグルマン 全6種類。初期は2種類しか注文できないが、VIPルームに行くことですべてのおつまみが注文出来るようになる。 コスプレマニア 累積のため、1周で全てを見る必要はない。コスプレデーは3月から10月と12月に開催されるので、 ラスト・マン・スタンディングやドリーム・イズ・オーバーと同時に狙うといい。 ラスト・マン・スタンディング 12月の最終週にドリームクラブに行くと解除。 12月までプレイするのは時間がかかるので、ドリーム・イズ・オーバーと同時に狙うといい。 ドリーム・イズ・オーバー 各ホストガールのイベントを最後まで進めず、会員期限切れエンディングを迎える。 No.1アゲアゲスト 飲酒力レベルが最高になると、スティックを全力で回すだけで簡単に解除できる。 スティックを回す際は指でなく手のひらで回すと楽。 チョコラブゲッター スティック・十字キーを軽く弾くようにして、こまめ調整するのがコツ。狙うのはチョコの先端。 ポインターを止めようとせずに、チョコの先端を通るように移動させ、通過中にボタンを連打してもいい。 ポインターの中央で捕らえるのも大事。 ケチャップアーティスト 名前が二文字のキャラが楽。中でも直線の多いナオがお勧め。 オムライスは横座りしてくれるあたりから、おつまみで注文できるようになる。 重要なのは○部分をキッチリ埋める事。線の部分は、かなり適当でも問題ない。 盛り上げ上手 「100%にしよう」とあるが、ノーミスクリアではない。どの曲でも半分以上Goodを出せば簡単に100%を越す。 Goodの判定はかなり甘めだが、判定がかなり後ろに寄っているので、遅めにボタンを押すといい。 難易度的にはるいの「時間のカケラ」が一番簡単。 伝説のうわばみ 自分が酩酊状態になって倒れる、を累計で約20回繰り返すと解除。 飲酒レベルが上がると酔いにくくなるが、2009年12月22日のアップデートで追加された 「ドリームカクテルヘル」なら1杯、飲酒レベル10(最大)でも1杯半で酔える。 コンビニ店長への道、派遣の鑑、謎の仕事人、さすらいのギャンブラー アルバイトをやっていればそのうち解除される。 コンビニは給料が22000になった時点で解除(約60回)。 ギャンブルは稼いだ金額によって解除される模様なので、運が悪いと結構な回数をこなす必要がある。 母からの手紙 平日パートで「ゆっくり休む」を選んだときにランダムで発生。 発生確率は低いが、何度も休んでいればそのうち解除される。 メロメロドリンカー ホストガールを酔い潰せば解除。 狙って解除する場合、雪はウィスキーやドリームカクテルマグマ1杯で潰れるのでお勧め。 ハートブレイカー いずれかのホストガールのバッドエンドを見る。 基本的に、キーアイテムを渡さずに対象者の好感度が低いままETSの黄色会話・重要会話をこなしていくとバッドエンドになる。 玲香のみキーアイテムを渡さないとETSの黄色会話・重要会話が発生しないので注意。 プレゼントキング ショッピングで買えるアクセサリーを全種類プレゼントする。複数のホストガールに分配してもよい。 買い逃しや、重複を避けるためにも、全てを買いそろえてから、まとめてプレゼントした方が良い。 ショッピングのリストは4周でループするが、時期によっては品揃えが若干変化することもある。 セクハラキング タッチイベントで胸にタッチするのを全10キャラに行う。キスは対象外。 タッチイベントは、主にアフターやデート(季節デート除く)で発生する。 横座り状態やVIPルームのETS選択会話で、タッチできる話題が出てくることもある。 セクハラすると好感度は下がるが、リカバリーは簡単なので、ハッピーエンド狙いでも特に気にする必要はない。 カラオケキング 全10キャラ×10曲(絶対アイドル宣言 80S以外)、合計100曲のカラオケを見る。酔い状態はどちらでもOK。 カラオケビューモードでも解除されるので、無料でミニゲームもないビューモードで一気にやった方がいい。 前提条件として、隠しキャラを含めた10名をそれぞれ何度か指名し、一度は持ち歌を歌ってもらう必要がある。 ちなみに、Live店で歌った曲もカウントされるので、隠しキャラ未出現状態でも一応解除は可能。 伝説のハートブレイカー 全10キャラのバッドエンドを見る。 恋愛マスター 全10キャラのハッピーエンドを見る。 ベースラインは、キーアイテムをプレゼントしつつ好感度を上げていけば到達する。 ただし、ナオとアイリは特殊なので注意が必要。要wiki。 概要を書いておくと、ナオはそのプレイ周回でアクセサリーをプレゼントして、次の指名でそのアクセサリーを着用させると、イベントが始まる。アイリは、キーアイテムプレゼント後、会話の時間切れを起こしてアイリから話しかけて貰う必要がある。それらをしないと、どうやっても友達エンドにしか到達できない。 ベストフレンド 全10キャラのノーマルエンドを見る。 基本的には、キーアイテムを渡さずに好感度を高めつつ、エンディングに到達すれば見ることができる。 玲香だけはキーアイテムを渡さないとイベント自体が進まなくなるため、 好感度が中程度の状態でエンディングに到達する必要がある。 このゲームは全般に、引っかけの選択肢が多く、好感度を下げる方が難しいため、攻略wikiで確認しながらが確実。 攻略の指標や、好感度の目安動画も攻略wikiにあるので、参考にするとよい。 攻略の手引き 実績解除を狙ってプレイする場合、初回プレイ時は期限切れエンドを狙うとよい。 ヘビードリンカー・コスプレマニア・伝説のうわばみなどの実績を解除しつつアルバイトの回数を重ねていくことで、 所持金・飲酒力レベル・アルバイトの種類などを引き継げるので次周からのプレイが楽になる。 その際12月最後の週にドリームクラブに行くのを忘れないように。 なお、ノーマルエンドとバッドエンドはゲーム内で到達済かどうかを確認できない。 同一キャラを一気に三周しないなら、メモ取りを推奨。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/7605.html
DREAM C CLUB 機種:360,PSP,PS3 作曲者(ボーカル曲):momo、松永宏紀、近藤功教 他 作曲者(BGM):石村睦、本山明燮 開発元:タムソフト 発売元:D3パブリッシャー 発売年:2009(360)、2010(PSP)、2012(PS3) 概要 ホストガールとの交流を楽しむ恋愛アドベンチャーゲーム。ドリームクラブシリーズの第1作目。 それぞれのホストガールには持ち歌というボーカル曲が用意されており、カラオケで歌ってくれる。 ボーカル曲のプロデュースはサウンドエイムス所属のmomo(道下桃)氏が担当。 momo氏はD3のバーチャルアイドル双葉理保(*1)の歌唱曲を作曲しているベテラン作曲家なので、どの曲もクオリティが高い。 ボーカル曲を収録したサントラが発売されている。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 夢見るCaged Bird 作:momo編:松永宏紀 歌:亜麻音(CV:小清水亜美) 半分はママのシナリオ 歌:みお(CV:喜多村英梨) Oh!Mama Go To 作:松永宏紀編:近藤功教 歌:雪(CV 水橋 かおり) Ride on time 作:momo編:松永宏紀 歌:玲香(CV 早水 リサ) 素直になれない 近藤功教 歌:魅杏(CV:真堂圭) 時間(とき)のカケラ 作:momo編:松永宏紀 歌:るい(CV:原田ひとみ) 絶対アイドル☆宣言 歌:理保(CV:後藤邑子) Glory Days! 作:momo編:安福素生 歌:ナオ(CV:又吉愛) 横浜ラプソディー 作:momo編:松竹大介 歌:魔璃(CV:石毛佐和) コイヲシテイマス 作:momo編:松永宏紀 歌:アイリ(CV:児玉明日美) 恋・koi☆Week end! エンディングテーマ歌:DREAM C CLUB All HostGirls OIXOI Week end! 作:momo作:近藤功教編:松永宏紀 バッドエンディングテーマ「恋・koi☆Week end!」の男バージョンサントラ未収録 2009年193位 DLC追加曲 sweet×2☆summer 作:momo編:松永宏紀 歌:亜麻音(CV:小清水亜美) StayWithMe! 作:momo編:安福素生 歌:みお(CV:喜多村英梨) Hi!-Kin-goo 作:hiro-pon編:近藤功教 歌:雪(CV 水橋 かおり) ステキなmagician 作:momo編:松永宏紀 歌:玲香(CV 早水 リサ) Real 近藤功教 歌:魅杏(CV:真堂圭) イケないLipStick 作:momo編:松永宏紀 歌:るい(CV:原田ひとみ) カンパイ☆LOVE 作:momo編:近藤功教 歌:理保(CV:後藤邑子)「テンパイ☆LOVE」のアレンジ 第12回669位 愛しきHero! 作:momo編:森岡慶 歌:ナオ(CV:又吉愛) 月の露珠(しずく) 近藤功教 歌:魔璃(CV:石毛佐和) TimeTraveler 作:momo編:松永宏紀 歌:アイリ(CV:児玉明日美) サウンドトラック ドリームクラブボーカルアルバム「PURE SONGS @DREAM C CLUB」
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2200.html
この項では360版『ドリームクラブ』と、PSP/PS3移植版について言及しています。 判定は360版/PS3版がバカゲー判定、PSPが劣化ゲー判定です。 ドリームクラブ 概要 ストーリー 世界観やキャラクターについて ゲームの進行 特徴的なシステム 評価点 賛否両論点 問題点 もしかして鬱ゲー? 総評 ドリームクラブ ポータブル 概要(ポータブル) 変更点(ポータブル) 評価点(ポータブル) 問題点(ポータブル) 総評(ポータブル) ドリームクラブ コンプリートエディぴょん! 概要(コンプリート) 変更点(コンプリート) 総評(コンプリート) 余談 ドリームクラブ 【どりーむくらぶ】 ジャンル 恋愛シミュレーション 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 Xbox 360 メディア DVD-ROM 1枚 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイトタムソフトサウンドエイムス 発売日 2009年8月27日 定価 7,140円(税込) プレイ人数 1人 通信機能 Xbox LIVE対応(通信対戦、ダウンロードコンテンツ) レーティング CERO C(15才以上対象) 廉価版 プラチナコレクション 2010年3月11日/2,940円 配信 ゲームオンデマンド版 2010年10月27日/2,600円 判定 バカゲー ポイント 「夜のお店」で働く女性ヒロインという異色のギャルゲーヒロインとひたすら会話できるシステムや「酔い」の再現「カラオケ」で行われる美麗な曲やダンスも魅力ゲームとしての戦略性はやや乏しい選択肢によっては理不尽で唐突な暴走を見せる主人公メインヒロイン「最高のお友達です!」 ドリームクラブシリーズ 概要 SIMPLEシリーズや女性向け恋愛シミュレーション(乙女ゲー)で有名なD3パブリッシャーによる恋愛シミュレーションゲーム(ギャルゲー)。 タイトルにある「ドリームクラブ」とは、いわゆる「夜のお店」である。 本作はその「夜のお店」を舞台に、「飲酒」をしながら「ホストガール」と呼ばれるお店の女の子達とコミュニケーションを取って仲を深めていく。 このギャルゲーとしてはかなり特異な設定が、本シリーズの最大の特徴となっている。 これは同社が過去に発売したホストクラブを題材にした乙女ゲー『ラスト・エスコート』シリーズの男女逆転版と言える。 また同社の過去作『Love Songs』『THE ホストしようぜ!』などを昇華させたとみられる部分も一部に見受けられる。 キャラクターは全員3Dモデルで描かれている。 キャラクターデザインはライトノベル『とある飛空士の追憶』(挿絵)やアニメ『輪廻のラグランジェ』で知られる森沢晴行氏。 同社の看板キャラクターである「双葉理保」もヒロインの1人として出演している。 ストーリー プレイヤーの分身である主人公(名前入力可能)はある日、街で「ドリームクラブ」の受付嬢(*1)に呼び止められて、半ば強引にクラブの会員へと指名されてしまう。そこは大人の社交場であり「ピュアな心の持ち主だけが週末の夜に入店できる」という、存在自体が都市伝説となっている不思議なクラブであった。主人公は突然のことに戸惑いながらも、ドリームクラブに通い始め、そこで働く「ホストガール」と呼ばれる女の子達とお酒を楽しく飲み交わす。いつしか彼女たちも、仕事を超えた親愛の情を主人公に寄せ始める。しかし、会員権が続くのは1年間でしかない。その期間中、あなたは本懐を遂げられるだろうか… 世界観やキャラクターについて 都内某所にあるという設定の、「ドリームクラブ」という会員制のクラブが本作の主な舞台となる。 10人のヒロインは全員、「ホストガール」と呼ばれるその店の店員。 まあ要は「ホステス」という呼び方を避けた結果なのだが、明るく可愛い「女の子」という表現の似合うキャラクターが多い本作では、こちらの呼び方の方がマッチしている。 ドリームクラブは非常に煌びやかな雰囲気の外観で、夜のお店というよりパーティー会場のよう。内装も同様である。 周りをよく見ると、普通に住宅街の中に建っているのがシュールさを漂わせるが。苦情とか来ないんだろうか。 前述の通り、「ピュアな心の持ち主」しか入会できないとされる。 …という設定ではあるが、主人公が時折見せる行動・言動は「本当にピュアか?」「(欲望に)ピュア」などとしばしばネタにされる。 本作のファンを「ピュア紳士(淑女)」と呼ぶネタも定着している。 後述の会員期限を過ぎると、ドリームクラブが消滅してしまい物理的に二度と行けなくなる。 ドリームクラブ内では、お酒を飲みながらホストガールと会話をする。合間にカラオケやフードを頼むことも可能。 全て「夜のお店」価格であり、グラス1杯が基本的に1000円超、1回の来店で軽く2万円~3万円を請求される。 いずれもゲーム内の通貨を要求されるのであり、リアルマネー課金を要求されるものでは無いのでご安心ください。 ドリームクラブにはメイド服とウェイトレスの制服を組み合わせたようなデザインの制服があり、店内ではいずれのホストガールもそれを着ている。 このため、作中でホストガールと会う際は多くの場合この制服姿で、ということになる。デートなど店外で会う時だけ、そのホストガールの私服が見られる。 パッと見程度では気付かないが、それぞれの制服のデザインは各ホストガールで大きく異なり、それぞれ別物。足はタイツだったりストッキングだったり素足だったり、スカートは長かったり短かったりズボンだったりスリットが入っていたり、胸元は谷間が見えていたりアップリケが入っていたり……といった具合。 大半のホストガールが「胸元開き+ミニスカート」であるため、露出度は結構高い。スリットからパンツの紐が見えているホストガールも何人かいる。 この制服がドリームクラブの象徴にもなっており、販売会社であるD3パブリッシャー内の客演、ファンアートなどで別作品のキャラクターに着せられているケースも散見される。 お店で指名できるヒロインとなるホストガールは全部で10名。「アイリ」「魔璃」の2人は隠しホストガール扱いであり、実績の達成数が一定数を超えることで指名できるようになる。DLCで解放することも可能。 + ホストガール紹介 お嬢様「亜麻音」(CV 小清水亜美) 本作のメインヒロイン。特に他のホストガールと扱いが違う訳ではないものの並び順で先頭、種々のイラストでもセンターに据えられていることが多い。 裕福な家に生まれたお嬢様。趣味が映画鑑賞や読書と文学的な造詣が深いが、箱入り娘であるために内向的な性格で生活力も低く、特に料理は壊滅的。 本人も気にしており、何時か今までの自分を飛び出して、映画の登場人物のような経験ができることを願っている。 元々甘えたがりなところが見られるが、酔うとぽけぽけしたさらに甘えがちな性格になる。 中の人が「喉的にギリギリの声」と述べたハイトーンな声質も特徴。 発明家「みお」 (CV 喜多村英梨) 眼鏡と緑髪のパイナップルヘアーが特徴のホストガール。京都弁で、「はんなり」なおっとりした性格。 発明家で、発明と名の付くものなら化学分野にも機械分野にも精通している。発明で人を幸せにすることが生き甲斐。 ドの付く天然で、よく転ぶわ、まるで役立たなそうな発明品を自信満々に持ち出すわと失敗を繰り返しているが、立ち直りは早く日夜発明に励んでいる。 毒舌娘「雪」 (CV 水橋かおり) 「セツ」と読む。どう見ても成人には見えない、童顔幼児体型のホストガール。いわゆる 「合法ロリ」(お酒が飲める的な意味で) 的なキャラクター。 作中では主人公や他のホストガールから専ら愛称の「セッちゃん」で呼ばれ、自称も「セッちゃん」。彼女は彼女で主人公のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。 外見だけではなく、言動や趣味も外見相応に幼く我を通すところがあり、言動も直接的で遠慮がない。 自活能力が高く、特に料理が得意で、将来の夢はパティシエ。ドリームクラブ内のフードメニュー調理も一部彼女が手伝っている。 亜麻音とは対照的な性格だが、ドリームクラブに勤める前からの友人。亜麻音のことは「亜麻音チン」という微妙に引っ掛かる呼び方をする。 姉御肌「玲香」 (CV 早水リサ) 関西出身のお姉さん系ホストガール。フランクな話しやすい性格で、明るく会話をリードしてくれる。 プロボウラー志望で、日夜練習に励んでいるが、目下のところそこまでずば抜けた実力がある訳ではなく、なかなかプロテストに合格できないでいる。 本作トップクラスの常識人なのだが、「私服がジャージ(そこまで野暮ったいデザインではないが)であり、 デートにもジャージ姿で来る 」「酔って唐突にハイテンションな『ボウリングクイズ』を始める」など、その微妙なズレっぷりは多くのプレイヤーからネタにされた。 ツンデレ「魅杏」 (CV 真堂圭) ツインテールが特徴のホストガール。職業はモデルだが、人見知りな性格とはあまり合致しておらず苦労している。 主人公に対しても常につっけんどんで、主人公の軽口に呆れ果てたりキツい言葉攻めを掛けたりする。ありがとうございます! 自身の人に懐かない性格を本作では「猫のよう」と形容しており、「みあん」というホストガール名はここから来たものと思われる。 そんな彼女だが、メールでは素直な感情を返してくれることが多く、プレイヤーからは「メルデレ」と表現されたことも。 「実は結構毛深い」と告白するシーンがあり、悪ノリしたファンに毛深いを通り越して毛で覆われた動物のマスコットのようになった魅杏「もこみあん」が描かれたこともある。 女教師 「るい」 (CV 原田ひとみ) 男子校の教師。容姿・性格ともにセクシーなお姉さんといった感じで、主人公にもお姉さんとして接してくる。 本作の時点では妖艶に振舞いプライドの高さも見せるが、実際のところは真面目な性格で軽すぎる男性は苦手。 アイドル「理保」 (CV 後藤邑子) D3パブリッシャーの多数作品に出演している看板娘、「双葉理保」その人。恋愛シミュレーションとしては久方振りの出演となる。飲酒描写のため、本作では20歳に成長して登場。 過去作と同様、天然で人懐っこい性格のグラビアアイドル。そのほか、本作では女優活動にも挑戦していることが窺える。 ゾンビを相手に暴れまわった話とか、48mに巨大化した話とかの過去作品ネタも聞ける。お馴染みの水色ビキニも水着のコスプレデーで着て貰える。 男勝り「ナオ」 (CV 又吉愛) 実家が道場をやっている、体育大学に通う格闘技大好きなボクっ娘の女子大生……だが、童顔・小柄でスレンダーなせいかよく男の子と間違えられるのが悩み。 女の子らしい趣味を持たず、あまり飾り気のない生活を送って来たため、どうすれば女の子として見て貰えるのか主人公に相談してくる。 女の子離れした異常な強さと身体能力を持ち、熊を倒した(*2)だの、ドリームクラブには毎週埼玉から走って出勤しているだのといったエピソードをさらりと言い放つ超人。 厨二病「魔璃」 (CV 石毛佐和) ゴスロリ系の制服アレンジと、ゴスロリ調のヒラヒラの付いた黒い眼帯が特徴のホストガール。 私生活ではインディーズバンド「ブラッディマリリン」のボーカルを担当しており、彼女自身もセッちゃんやシリーズファンから「マリリン」と呼ばれる。 常に落ち着いた口調だが、いわゆる邪気眼的な会話で主人公を煙に巻く。一方、容姿は童顔で低身長のトランジスタグラマーと、「可愛い」寄りの姿とその会話が大きなギャップになっている。 独特の感性を持っており、会話ではちょっとひねった選択肢が正解になることが多い。他のキャラと同じ感覚で会話していると好感度ダウンの「ポヨヨーン」音が頻発する。 異様に酒に強く酔っても言動があまり変わらなかったり、競馬を「動物と会話した」と悠々と当ててしまったりなど、多くのことを淡々とこなしてしまうミステリアスな一面を持つ。 アンドロイド「アイリ」(CV 児玉明日美) 人間ではなく、「ROSA零式」という型のアンドロイド。「~なのです」が口癖。 よく見ると関節に継ぎ目があったりメカ的な小物が付いていたりするが、造りは極めて精巧で、パッと見では普通の女の子にしか見えない。でも動力は電池で、しかも普通に口から食べる。 人間の感情を「データ」として取り込むために、研究機関からドリームクラブに派遣されてきた。そのため無知かつ純粋な性格で、何でも受け入れてしまう。 アンドロイドだが、お酒には普通に酔う。むしろ結構酔いやすい方だったりする。 私服はTシャツ姿で意外とラフなのだが、「火気厳禁」「浅草」「万力」などの勘違いした外国人が来ているような文字Tシャツを着て来る。 未成年お断りの場所が舞台となる関係上、攻略対象のヒロインは全員20歳以上(*3) 18禁ゲームならいざ知らず、一般的な恋愛シミュレーションゲームは学生恋愛、すなわち未成年の恋愛をメインに扱うものが多数を占める中、その舞台設定と合わせてかなり奇特な設定であるといえる。 ヒロインの多くがしっかりとした職業持ち(*4)であるほか、何よりヒロインを酔わせてその反応を楽しむという点が特に画期的である。 もっともこれは業界初の試みというわけではなく、冒頭の通りD3P自社の過去のギャルゲーより受け継がれたアイデアではある。 あくまでドリームクラブであり、キャバクラだとは言ってない 岡島信幸プロデューサーが広報の場では「ドリームクラブはキャバクラではありません」だの「今度キャバって言ったら私もう帰りますよ」といった発言をしている(*5)。 とはいえ、こんな「理想的(ギャルゲー的)な」女の子がいる「理想的な」キャバクラなんかねーよ、という意味では「キャバクラではない」というのは一面の事実ではある。現実のキャバクラのような打算のない綺麗なお店という設定で、高額なお酒やプレゼントを露骨にねだられることもない。製作側の発言も、そういった意図も含まれているのだろう。 「リアルなキャバクラを再現しようとしたゲーム」という微妙に誤った理解をされることも多いが、飽くまで「女の子と好きなだけ喋れる」というゲーム内容を実現するために、キャバクラ的なシステムを紐づけたというのが実際のところのようである。 本作のファンたちも制作側の意図とノリを理解して、「ドリームクラブはキャバクラではない」とあくまで言い張ることが「ピュアな紳士のお約束」となっている。 本作というよりタムソフト系の3D全般に言える話なのだが、3Dのモデリングは全体的に肉感的。雪やナオのようなスレンダー・幼児体型なキャラクターでもどこか色気が感じられる。 ゲームの進行 ゲームは平日コマンド → 休日コマンド → 平日コマンド →…の繰り返しで構成されている。「平日 → 休日」1セットで1週間が経過。 冒頭に受付から説明される通り、ドリームクラブには1年間=52週間の会員期限がある。12月の末週の時点で、いずれかのホストガールに告白されて恋人関係となっていなければ「期限切れ」のバッドエンディングとなる。 主人公の自宅がメインメニューとなり、平日・休日共にメニューから指定した行動を行うことで終了となる。 ただし店へ顔を出すのは強制ではないので、オープニング後に一度も店へ行かないまま1年を過ごすことも可能。さすがにバッドエンドになるが。 平日コマンドは、基本的にお金を貯めることが中心となる。 ドリームクラブは資金が無ければ入店すらできず、入店後の各サービスにも全てお金が必要なため、平日は必然的に金を稼がないといけない。 当初は「コンビニ」(バイト)「ギャンブル」(パチスロ?)しか選択できない。コマンドとして選択した後は、結果と主人公のセリフが表示されてお金が入る。 ギャンブルは大勝ちもあればマイナスもある。期待値がプラス(しかもコンビニより良い)なのを除けば妙にリアル。 後々選べる仕事が増えて行くのだが、選択肢が「コールセンター」(派遣)と「謎のお仕事」である。 「コールセンター」は2週間拘束で6万なので一応コンビニよりはいいが、1回分来店できなくなるのが痛い。 「謎のお仕事」は、一定確率でヤバイ人たちに軟禁されたりする危険な倉庫の見張り番のこと。3週間拘束で収入のランダム幅が大きく5万(コンビニより損)から40万となっている。しかし、40万だった場合5週間も拘束されスケジュールが危うい。 資金繰りは結構シビアで、計画的な運用をしなければヒロインを攻略できない。 ただし、会員期限切れのバッドエンディングとなること前提で1周を捨て、次周に大量のお金を引き継いでお金の心配をせずプレイするということは可能。 休日コマンドでドリームクラブに行く。 お金が無い場合、節約したい場合や目当てのホストガールが休みの場合(後述)は、行かずにスルーして次の週に備えることも可能。 ドリームクラブ退店後は平日コマンドに戻る。また、ホストガールから会話の内容を踏まえたメールが届くこともある。 ドリームクラブでデートの約束をする場合があり、その場合は次の平日がデートイベントとなる。この場合、通常の平日コマンドは実施不可。 周回プレイ制で、どんな形であれエンディングに到達するとデータを引き継いで2周目、3周目…を始められる。 周回回数に制限は無い。ゲームの進行度やホストガールの好感度についてはリセットされるが、それ以外は全て引き継ぐことが可能。 誰とハッピーエンディングに到達済かは実績として記録される。 特徴的なシステム 来店から指名まで 来店すると、受付の女の子にその週に相手してもらうホストガールを指名することになる。 各ホストガールは毎週出勤している訳ではなく、それぞれ異なるスケジュールを持っており、概ね1ヶ月強に1回くらいのペースで休みとなり指名できない。 出勤スケジュールは、その月の最初に店からメールで自動で受け取られる。 うっかり攻略しているホストガールが休みの際に来店してしまった際は、じゃあちょっと違う女の子を選んでみよう…ともできるし、そのまま帰ることも可能。もちろん、指名したならそれなりの料金は発生するが。 接客の際はいつもの制服のほか、衣装やアクセサリーを解禁してある場合は入店前に試着画面で選択し、指定したコスチュームで接客して貰うこともできる。 コスチュームは、お気に入りの組み合わせをプリセット登録して保存しておくことも可能。 1ヶ月に1度程度のスパンで「コスプレデー」が開催される。コスプレデーでは、「(学校の)制服」「浴衣」「水着」「サンタ」といった、時期毎に決まったコスプレ衣装で接客して貰える。 ドリンクの注文 来店すると、まずドリンクの注文が必要。ドリンクは自分の分とホストガールの2人分を両方選んで頼む。それぞれ何を頼んでもいいが、料金は両方とも自分持ち。 現実の「そういうお店」のように、高いドリンクを催促されたりとかそういうことは一切無い。何だったら無料の「サービスドリンク」(要はただの水)だけを2人分頼み続けても何も言われない…ただ、その場合酔うことはないので、後述の進行上メインストーリーは一切進まなくなるが。 主人公かホストガールが1杯飲み終わってグラスが空になると、自動的(強制的)に次のドリンクの注文になる。ただし、グラスが残っている間の飲むペースや飲むか飲まないか自体は自由で、飲まないでいても催促はされない。 お酒はシングル(グラス1杯)で頼むほか、ボトルで頼むことも可能。ボトルで頼むと5杯分をもっと安い価格で飲むことができるが、その間他のお酒は飲めなくなる。 「ドリームカクテルライト」「ドリームカクテルマグマ(*6)」という、本作オリジナルのカクテルも置いてある。前者は一番弱い酒、後者は一番強い酒という分かり易い役割。 入店中は時間の概念がある 入店一回あたりの持ち時間は60分であり、ドリンクのおかわりに5分、会話一度につき20分が消費される。 リアルタイムで時間が進んでいくというわけではないが、ホストガールに話しかけず放置していると「喋らないけどどうかしたの?」などと自動的に発生するイベントまであり臨場感が高い。 追加料金(通常5千円)を払うことで、40分の延長ができる。好感度を稼ぎたいときに有効。 ドリンクの飲み方 ドリンクはボタンではなく、コントローラーのスティックを手前に傾けるという操作で飲む(グラスを傾ける動作を再現している)。一気飲みしたい場合は深く倒せば良く、軽く倒せばちびちび飲める。 主人公には「飲酒レベル」が設定されており、初めはかなり酒が弱く簡単に酔ってしまうが、入店毎に飲酒量分の経験値を獲得してレベルが上がり、強い酒にも耐えやすくなる。 ホストガール(ヒロイン)も一定のペースでドリンクを飲む。プレイヤーが注文したのがアルコール度数の高いお酒だと、すぐ酔っ払ってしまう。 ホストガールにも主人公と同じくお酒への強さの概念があり、各々のホストガールで強さは異なる。そんなに強くない酒1、2杯で酔いモードに入るホストガールや、一番強い酒を1、2杯酔わずに飲みきれるホストガールもいる。 また、ホストガール別に「ワイン」「ビール」といった好物となるお酒の種類が設定されており、そのお酒を頼んであげると好感度が上がったり飲む速度が変わったりする。 会話について ドリームクラブでのメインは会話。会話コマンドを選ぶことで、時間の許すだけいくらでも会話することができる。 会話は「こちらから話しかける会話(会話の内容が選べる、選択肢はない)」と、「相手が話しかけて来る会話(会話の内容は選べない、選択肢があり回答で好感度が変動)」の2パターンがある。 ホストガールは酔っているかどうかで口調も大なり小なり変化する。同じ会話でも台詞は当然異なり、会話の方向性やオチが変わってくることもある。 酔うとホストガールなら身体から湯気が出て、主人公なら視点がおぼつかなくなり、会話のフォントもふにゃふにゃになるため、視覚的に酔ったことはすぐ分かるようになっている。 主人公とホストガールが互いに酔うと、「ETS (エモーショナル・トーク・システム)」というモードに突入。BGMが変わってムードも変わる。 ETSでは酔っているので判断力が落ちることを表してか、会話の選択肢が「○」(肯定)「×」(否定)「△」(曖昧)の3択になる。 季節毎のデート等は素面でも発生するが、メインストーリーは後述のようにETS状態にしないと進行しない。そのため、自分は飲みつつホストガールも積極的に酔わせて、通常の会話とETS状態の会話をバランスよく行うプレイが基本となる。 会話せずにホストガールを主観視点で眺めることも可能。アップにすることもできるが、露骨に見ていたり、胸を見ていたりするとホストガールに怒られる。怒られたいがためにわざとやるプレイヤーもいる。 会話中、主人公もしくはヒロインが酒で酔いつぶれて気絶してしまうことがある 飲酒状態はRPGの戦闘のようにバー(数値)で管理され、数値が振り切れると「酩酊」となり、「倒れる」「まともに会話できない状態になる」「寝てしまう」などで会話が継続できなくなり、強制退店となる。 うまく飲酒量を調整しながら、ある程度は慎重に会話を進めなければいけない。やっていることはまるで刑事の取り調べ? 酒の弾みでヒロインが情報を漏らす プレイ開始当初は、ヒロインの設定・スリーサイズ・エンディングに関わる重大情報は、一部を除いてプロフィール画面でも公開されていない。 そのため主人公自身が会話イベントの中で少しずつ聞き出していくことになる。時には、酒の力を借りて。 ストーリーを進め、ヒロインとの仲を進展させるには酒を飲ませて酔わせ、かつETS状態にならなければフラグとなる会話イベント自体が発生しない。 ただし「フラグとなる会話」は基本的に選択肢が黄色文字で表示されるため、一度理解すれば進行は楽になる。 各ホストガールが店内で名乗っているのはいわゆる源氏名であり、ゲームを進めていくことでそれとは全く違うちゃんとした本名が判明する。 ボーカル曲を流して遊ぶ音ゲー「カラオケ」 ドリームクラブには、ちょっとしたライブハウス並みに豪華なカラオケ用の舞台が設けられている。 ホストガールはそれぞれ自分の「持ち歌」を持っており、会話の合間に「カラオケ」としてリクエストすると、その曲を歌ってくれる。 ただし、好感度が低いと理由を付けて断られることも多い(1度断られたらその来店中はダメ)。中盤以降、攻略が進んだ後の好感度であれば、大抵の場合歌って貰える。 好感度が高いと、他のホストガールの持ち歌(既に歌わせたことがあるもののみ)を歌ってもらうことも可能。 「カラオケ」と言うが、歌うだけでなくダンスも行う。動きの激しい曲は、マイクでなくヘッドセットで歌うことで両手を空け、身体全体で踊ってくれる。 ホストガールが酔った状態でカラオケをリクエストすると、通常と違う歌い方、踊り方になるという珍しい要素もある。 この酔ったバージョンのカラオケには、「カワオケ(*7)」という公式の通称が付けられている。 カワオケではホストガールの担当声優が遊びまくっており、(キャラを壊さない範囲で(*8))酔って適当になった歌い方をしてくれる。 また、「ホストガールを応援する」という体裁でカラオケ中に音ゲーのミニゲームを遊ぶことが可能。 フードの注文 飲食店なので、食べ物も置いてある。頼むと、ホストガールにふーふーして食べさせてもらうことができる。 別に主人公の腹具合のパラメータは無く大きな意味は無いのだが、微量だが好感度が上がるため、攻略的には好感度の足りない時に使うことになる。 一部のフードはミニゲームが付いており、結果によってホストガールの好感度が大きく増減する。 「オムライス」を頼むと、オムライスに主人公がケチャップで絵を描くミニゲーム「オムライスラブ」が始まる。…なんで客が描くんだろう? 「チョコレート」を頼むと、ホストガールが咥えたチョコレート棒を端から食べていくゲーム「チョコレートラブ」…要はポッキーゲームが始まる。 ホストガールとの関係性の変遷 ホストガールを初指名した段階では対面での会話となり若干の距離感があるが、ストーリーが進むと隣に座れるようになり、距離が大きく縮まる。 さらにストーリーが進むと、「VIPルーム」で接客してもらうことができる。VIPルームでは他の客がおらず、完全に2人きり。 VIPルームになると、入店時の料金が1.5倍になる。その代わり頼めるフードが増えたり、所持金以上の料金も次回来店へのツケにする形で払える(足りない分は所持金マイナス扱いになる)という特典が付く。 関係が近くなるにつれて、単なる世間話からより踏み込んだ話が増え、恋人同士っぽい会話やちょっとセクシーな会話も少しずつ増えていく。 プレゼント ストーリーを進めると、ホストガールが何かを欲していることを匂わせ、主人公がプレゼントすることになる(*9)イベントが発生する。進行のフラグとなっており、成功させないとベストエンドには辿り着けない。 フラグとなるアイテム以外にも、平日のショッピングでアイテムを買っておき、任意のタイミングでプレゼントすることが可能。 香水などプレゼントっぽいアイテムもあるが、ホストガールのキャラクターに合わせたかのような変なアイテムも多い。 例えば格闘家のホストガールに竹刀を渡したり、スタイルを気にするホストガールに青汁を渡すとやたら喜んでくれるあたりが、色々とツッコミ所に満ち溢れている。 プレゼントするアイテムにはイヤリングやブレスレットといったアクセサリーも含まれており、プレゼントすると次回から接客時に付けて貰えるアクセサリーに追加される。 指名したホストガールの誕生日を祝うイベントもあり、事前に仲の良いホストガールから誕生日を聞いておき、誕生日用のプレゼントを買っておくと祝う会話が発生する。 タッチイベント ストーリー中に何度か、手を握ったり頭をなでたり、肩を揉んであげたりといった「お触りイベント」が発生する。 言われた通りの場所を触ってあげると喜ばれて好感度が上がるが、あんなところやこんなところを触るセクハラプレイに走ることも可能。 好感度を上げていくと後日、ヒロインとのデートイベントが発生する エンディングにも必須となるデートの誘いがあり、週末にデートが行える。デート中は、他の行動はできなくなる。 スケジュールを調整しつつ、可能な限りヒロインを同時攻略しても、誰か1人のエンディングを見た時点でその周はクリアとなる仕様。 上記のシステムのため、複数のヒロインを同時攻略することが事実上不可能となっている。 評価点 妙にリアルなキャバクラ(に似た)通いを擬似経験できる。 現実にキャバクラに通うことに比べれば、比較にならないほど安価で済み、ある意味では非常に良心的なソフトと言えよう。 主人公を除きフルボイスとなっており、ボイス数は膨大。 プレイ時間の中で「会話」のシーンが占める比率が大変高いゲームであるため、ゲームソフト全体から見ても非常にボイスボリュームの大きい部類である。 今も第一線で活躍する人気声優の「酔ったときの演技」をたっぷり楽しめるのは本作くらいのものだろう。 カラオケでは呂律が回っていない、ダンスで足がもつれる、歌詞を勝手に変える、必要以上にエロくなる、中には酒乱同然の状態で歌いだす娘までおり抱腹絶倒。ホストガールたちの意外な魅力を表現すると同時に、本作のネタゲー性も大きく後押した。 会話の選択肢の当たりハズレで好感度が上下するものの、基本的に上がる方が大きく下がりにくくなっており、会話以外のメニュー注文等でも好感度は簡単に上げられる。 そのため、基本的にはそこまで緊張感を持って選択肢を選ぶ必要はない。単純に自分と合った選択肢を選ぶも良し、ホストガールの好みを予想して選ぶも良しである。 ゲームの基本設計思想として、製作者が用意した明確なシナリオをプレイヤーに提示する(読ませる)のではなく、断片的な会話や短いイベントの積み重ねで女の子たちのキャラクター性を表現するという手法を採用している。 このような手法は、固定シナリオ型のギャルゲーよりもはるかに手間がかかるのだが、うまくやればプレイヤーにもたらす感動はより大きなものとなる。 ヒロインの趣味や性格といったものはどんな恋愛シミュレーションでも描写されているが、最近ハマっていること、困っていることなど、ヒロインの「生活感」が見えてくる恋愛シミュレーションは少ない。 本作が充分に成功しているかどうかは、受け手の感受性によるところも大きく、一概に断言しづらい。だが少なくとも「敢えて困難な手法に挑戦した志の高さ」は評価すべき点として触れておきたい。 キャラクターも多彩で、特に女の子が「酔う」ことでの魅力は本作だけの特権。 一見テンプレート的なキャラ付けと思わせておいて、指名すると意外な魅力を発見できるという例も多く見られた。 関西弁キャラという属性から押せ押せな事前イメージを持ちがちだが、実際は「近所のお姉さん」的な親しみやすい性格の玲香、いわゆる邪気眼的な発言で主人公を引かせるが、その後は家庭的な一面や可愛さと妖艶さを両立した独特の雰囲気を覗かせる魔璃などが好例。 ネタバレは避けるが、ゲームを進めると意外な過去が明らかになるようなキャラクターも複数いる。 逆にベタなヒロイン像を直球で放り込んで来るようなホストガールもいるが、それはそれで本作の会話システムや飲酒要素で広げられた結果、個性として成り立っている。 3Dモデルが歌い、躍り狂うカラオケシーンとボーカル曲のクオリティが高い。 背景も3Dポリゴングラフィックで表現される。360の優れた3D表示能力を存分に活かした、極めて美しくて可愛らしい映像であり、本作の大きな評価点となっている。 ダンスの振り付けは非常に本格的で、実際に歌手のライブで行われるものに全く劣らないクオリティで展開される。 足ならば左右に揺れたり、バックステップをしたり、官能的に開いたり、腕ならば指を差したり、手招きしたり、敬礼をしたりと動きは多彩で、3Dグラフィックとしての制約や固さ、ネタ切れ感を感じさせることはない。 曲ごとに特徴のある動きも多く、ロック調の曲はエアギターをしたり、サイバーテクノ調の曲はロボットダンスをしたりといった見せ場もある。 『アイドルマスター』シリーズなどの大手メーカー製の類似ゲームと比較しても全く遜色は無く、かつそれらの後追いにならず肉感的な造型で差別化が行えている。 PS時代は『チョロQ』シリーズや『闘神伝』シリーズ、PS2時代はSIMPLEシリーズが活動の中心というマイナーメーカーであり、グラフィックに定評のあるメーカーでは全く無かったタムソフトが、大手メーカーのダンスゲームと比較しても全く遜色のないグラフィックを突如として持ってきたことは驚きをもって迎えられた。 シンガーソングライターでもあるMOMO氏が作曲した各ホストガールの持ち歌の数々は、そのクオリティの高さに加えてバリエーションも非常に多彩であり、大きな魅力となっている。 昭和のアイドルソング、しっとりしたバラード・ロック調・テクノポップ・子供番組風・大正浪漫調(歌詞の内容は現代の横浜)と、大半が同一人物の作曲・編曲とは思えない凄まじい引き出しの多さを誇る。 曲の半分はDLC扱いとなっているが、DLC無しでも各ホストガールの持ち歌1曲ずつ、合計10曲を各ホストガールにそれぞれ歌ってもらうことが可能。 つまり、DLCなしでも「10曲×10キャラ×酔いと通常の2パターン」で200通りのボーカル曲が収録されている訳である(作中BGMやメインテーマ曲などを除いて)。 曲調や歌詞もキャラクターに合っており、しっかりとストーリー中のキーワードが歌詞に入っているものが多い。 恋愛シミュレーションのキャラテーマソングとは思えないような、一見ネタに走ったかのような曲も少々あるのだが、それも本作のキャラクターの強烈な個性とはむしろ調和している。 もちろん正統派なヒロインにはちゃんとした恋愛ソングを用意。 MOMO氏の作風は「昭和感がある」とネタにされるような、ちょっと懐かしさも感じるものであることが多いが、それもややオッサンが多いプレイヤー年齢層の高い本作には好評をもって迎えられた。 ちなみに、バッドエンドでは本作のメインテーマ曲『恋・KOI☆week end!』を男性スタッフ達(素人)がカバーした替え歌が流れる。 本作の時点では種類もさほど多く無いものの、コスチュームやアクセサリーの着せ替えも可能。 公式ラジオからDLCなどのネタを拾ったりと、積極的にプレイヤーの意見を取り入れる姿勢も見られた。 DLC限定だが、ホストガールの衣装だけでなく店内の内装を丸ごと取っ換えるようなものもある。 賛否両論点 バイト要素が面倒で、決してSLG的な奥深さを備えたものではない。 だが「酒池肉林のひとときを味わうために地道な(あるいは危険な)稼業を続ける」という世界観は一種独特のペーソスをもたらし、楽しさ一辺倒のギャルゲーとは一味違う作品となった。 『アイドルマスター』に登場するキャラと似ているホストガールがいる。 基本的には容姿の一要素が似ている程度でほとんど言い掛かりに近いものが多いのだが、『アイマス』の真と本作のナオは瓜二つレベルで似ている。 カラオケシーンがあるのも類似性を叫ばれる理由の1つになっている。 ちなみに、本作の販売元であるD3パブリッシャーと『アイドルマスター』の販売元であるバンダイナムコゲームス(現:バンダイナムコエンターテインメント)は、同じ経営母体(バンダイナムコホールディングス)を持つグループ企業であり、発売当時はともかく今となっては問題視されていない(*10)。 喋りまくる、プレイヤーにとって制御不能な主人公 本作は男性主人公の一人称視点で描かれており、プレイヤーの分身というべき存在である。ところが、しばしばプレイヤーの意図を超えた発言を行う。 どう考えても「ピュア」ではない件についても、よくプレイヤー達からツッコミが入れられる。 一応、基本的な性格は常識的な人間ではあるし、ヒロインに優しく格好いいところを見せる場面もたまにはある。 Hな話はもちろん、意外な発言が面白さ・笑いに繋がることもあるが、プレイヤーに強い不快感をもたらすことも珍しくないという主人公の叛乱が起きる。 一例として、ヒロインの1人がバイクを買うお金が無い…と嘆くシーンで、主人公(プレイヤー)がなんと高額なスクーターを購入してプレゼントするというイベントでのこと。 プレゼント後、ヒロインに「本当に嬉しいけど、高かったんでしょう?」という趣旨の質問をされ、見得を切って選択肢で×(いいえ)を選ぶと、「事故車だったから安かったよ」とかいう話をしてしまう。もちろん彼女はドン引きし、好感度は下がる。 つまり、本作のライターがどんなオチを用意しているか予想して選択肢を選ばないといけない。 以上は本作中でも最もヒドい一例。だがこれほどではないにせよ、同じ傾向の不快感・違和感を感じさせる場面が頻発する。プレゼント周りで多い。 この点は「バカゲー要素」だが、プレイヤーに強いストレスをもたらして「重大な欠点」「クソゲー要素」として批判されることも少なくなかった。 「わたしといると楽しくないの?」のように、○×どちらで答えれば自分の意図に沿うのかわからない選択肢を突きつけられることもあった。 もっとも、選択肢を外してもほとんどの場合は女の子の好感度がわずかに下がる程度で、ゲーム進行に重大な影響を与えることはほとんどない。 エンディング分岐を分けるほどの重大な選択肢は、結果が容易に予想できるわかりやすいものになっている。 製作側も「あれは "欲望にピュア" って意味で」とネタにしており、意図的に主人公に個性を持たせるためそうなっているのだろう。 後にスタッフが続編のインタビュー記事で「プレイヤーの分身である主人公が予想外すぎてユーザーから幽体離脱してしまっているところがあったので、『ドリームクラブ ZERO』(次作)の主人公には、ある程度の範囲内にまとめることを意識したぞ。」とコメントしている。 問題点 セーブ機能の問題 週の開始時にオートセーブがありこれがやや長く、初出の360版で特に長い。 頻繁かつ長めのロードとあいまってテンポが悪い。これは残念ながら、本作の最も目に付きやすい欠点と言わざるを得ない。 オートセーブゆえにリセットによるやり直しが許されない点も、多くのプレイヤーから否定的な評価を受けた。 やり直し不可能な仕様 攻略途中でプレイを放棄して、最初からやり直す事が許されない(*11)。 ちなみに来店時にリセットをするとその際の来店は無かったことにされ、次回来店時に「前回はどうして途中で帰ったの?」という趣旨の特殊な会話(+好感度ダウン)イベントが発生する。プレイをやり直せない点も含めて、ある種の雰囲気作りとも受け取れる。 DLCにコスプレデーの衣装や海でのデートイベント時の水着などが存在するため、セーブデータを複製できてしまうとそれらのイベント直前のセーブデータを残しておけばDLCを買う必要が無くなってしまうため仕方ない面でもあるのだが。 このあたりの過酷なデータセーブ周辺の仕様が、本作を人に安易にオススメできない最大の要因。イベントを見返す機能なども無く、バックログさえも無い。 これらに関しても実際に交際している感を出すための演出の一環とも取れなくはないが、不都合なのは否めない。 どうしても残したい場合は、セーブデータを別のストレージにコピーする必要がある。 レスポンスの悪さ 着替えやコスチューム選択のレスポンスの悪さもテンポを削ぐ要因になっている。これに関しても「実際に女の子が着替えている感」を出すための演出と思われるが。 頻繁に使う機能ではないので、上記のロード問題と比べればそこまで問題にならないレベルではある。 会話の選択について 初出の360版は会話の選出が完全にランダムであり、結果として「既に聞いた会話をもう一度してしまう」ケースが目立った。 次作やPS3版『Complete Edipyon!』では、まだ聞いていない会話が優先されるよう配慮されている。 シナリオ上、特定のプレゼントを適切なタイミングでしなければ攻略不能になり、ノーマルエンド確定になる。 大抵の場合は主人公が「買ってあげたら喜ぶかな…」などと分かり易く独りごちるものの、それでも微妙にタイミングが掴みづらかったり、プレゼントの時間制限が厳しかったりといった例がしばしば起こる。 前述の通りやり直しが不可能な仕様のため、フラグの重要なところでミスを起こしてしまうと1周最初からやり直しというのは非常に億劫。 特にナオの攻略は、他のキャラと異なるやたらと分かりづらいフラグ(*12)が必要で、繰り返しプレイで辟易してしまったプレイヤーも多かった。 その一方、戦略性の要素はかなり低めで、「ゲームを攻略する」楽しさは薄い。 システム的には、「双方酔ってETS必須イベントを進めて、女の子がキーアイテムを匂わせてきたらそれをプレゼント」という定石を理解すれば、どのキャラも単純作業も同然のプレイでグッドエンドに到達できてしまう。 ゲーム中では様々なドリンクを注文できるものの、いざ攻略に励むとなるとETSというシステムとの絡みで、アルコール度数の高い「ドリームカクテルマグマ」かコスパが良い「ウイスキー」ばかり注文するプレイになりがち。 エンディングが大分あっさりとしており、いまいち物足りない。 愛の告白と受諾の会話を終えて、ホストガールが画面(主人公)に向かってキスをしてくれた後、「その後」を描写した主人公のモノローグが流れてそのままスタッフロールとなる。 告白~キスまではともかく、その後が1分ぐらいの文章をただ読んで終わり、背景は黒画面というのはどうも寂しさが拭えない。多くは恐らく結婚した後であろう、それだけでも充分エピソードになりそうな内容なのだが、演出が全く付いていけていない。 10人全員の専用ムービーというのも酷だが、せめて描きおろしの一枚絵ぐらいは出して欲しいという要望が多かった。 グラフィック関連は優秀な出来だが、それでもいくらか指摘されている部分はある。 初出の360版について、各キャラクター1種類しか私服が無い点が特に挙げられる。10キャラ個別で制作する必要があるとは言え、デートの楽しさをやや損なっており、季節感が無い点でも違和感がある。 続編『ZERO』→ PS3版『Complete Edipyon!』と進むにつれて私服が追加され、最終的には各季節ごとに移り変わるようになった。 「浴衣」の衣装は「全然浴衣に見えない」「忍者かなんかの装束みたい」とネタにされ、こちらも次作で見直されることになった。 グラフィック自体の問題ではないが、3D制作の都合としてサブキャラがほぼ出て来ない。結果として、ストーリーに違和感を覚えるケースが少しある。 もしかして鬱ゲー? 鬱…といってもNTR要素…なのだが、ヒロインの1人「亜麻音」のノーマルエンドが少なからず衝撃的な内容であり、ファンの間で話題になった。 互いに親睦を深めていくうちに、亜麻音が「自分には親に決められた結婚相手がいる…」と話す。 もちろん主人公は相談に乗り、以降も店外デートなどでどんどん仲を深めて行く。 + しかしその結末は……? そして最後の告白イベント。直前まで良い雰囲気だったのに、亜麻音は言い放つのだ。「あなたは最高のお友達です!」 さらに追い討ちをかけるのが直後のエンディング。そこには散々嫌だ嫌だと言っていたのに「結婚後は良い夫婦仲のようだ」と書かれていたのだ。ピュアなプレイヤーが受けた心のダメージは計り知れない。 もっとも、恋愛作品で攻略失敗時に他の男性と…というケースは決して珍しいものではないのだが。 制作サイドもこの台詞がユーザーに大きな衝撃を与えたことを察知して、後に「I AM BEST FRIEND」という文字がレイアウトされたTシャツを公式販売するなどネタにしている。 なお、厳密に言えばこのエンドは「NTられた」のではなく「NTり損なった」というべき内容である。 これはノーマルエンド(友達エンド)であり、フラグをちゃんと立てていればそれとは別にちゃんと亜麻音と恋仲になるベストエンドを迎えられる。 だが始末の悪いことに、この亜麻音はメインヒロイン扱いでありながら、微妙に攻略難易度が高いのだ。そのため、何度も何度も亜麻音ノーマルエンドを見せられた挙句、本気で「実はこれって鬱ゲーなのでは?」と思ったプレイヤーもいた。 また亜麻音に限らず、期限までにヒロインとのエンディングを見られなかった場合に発生するノーマルエンド(内容的には実質バッドエンド)は、どれも高いネタ性はあるがプレイヤーを奈落の底に突き落とすシビアな内容であり、笑いと涙とを同時に呼んだ。 さらに、全員上記の「定石」どおりに進めていけばクリアできる…と思い込んでいると、実は1人だけ特殊な攻略法が必要だったりする。これに気づくまでは何度周回してもそのたび「お友達」認定されてしまう。 ちなみに、このゲームではノーマルエンドの背景は必ず公園と決まっており、女の子からの「このあと時間ある?」で今回こそはとドキドキし、固唾を呑んでローディング画面を見つめた末に公園の背景を見せられて、落胆するプレイヤーを多数生んだ。そこから生まれた異名が絶望公園である。 総評 「キャバクラ(に似た店)」という設定と「酒を飲む」という要素が非常に特徴として突出している。 実際にその設定が「お酒を飲んで話す」という、他のゲームではあまりないヒロインの個性の引き出し方、特徴的なゲームシステムに繋がっている。 「正統派」とは余りに程遠い色物的な設定に、ヒロインたるホストガール達にも身構えてしまうプレイヤーもいるかもしれない。 だが、(ごく一部の展開を除けば)その点は問題なく、魅力的なヒロインも多く登場し、恋愛シミュレーションゲームとしての根本的なイメージや楽しみ方から外れてしまうようなことにはなっていない。 他にもグラフィック、カラオケの楽曲やダンス、膨大なボイス量などといった演出面の拘り・ボリュームはシリーズを通しての主力武器となり、次作以降にも引き継がれている。 一方、実際のところあまり根本的なゲーム性は高くないものも多い恋愛シミュレーションゲームというジャンルだが、本シリーズもその傾向は強い。 「とにかく一杯女の子と喋れる」という高い独自性に魅せられたファンも多い反面、「『ゲーム』としての面白さは薄い」という点で微妙に感じたというプレイヤーも散見され、評価は分かれる。 初出となる360版については、UIやバラエティ性等での物足りなさもやや否めない。 丁寧に作りこまれており「良作」としての側面も持つが、それ以上の「ネタゲー」「バカゲー」要素に満ち溢れており、そして明確な欠点もいくつか持っている。 とにかくおよそ他に類のない、特異なゲームであることだけは間違いない。 なお、現在は後述の通り移植版となるPS3版が発売されており、この無印に関しては基本的にそちらのプレイを推奨する。 ドリームクラブ ポータブル 【どりーむくらぶ ぽーたぶる】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイト(メイン開発)タムソフト(音響・ボーカル曲)サウンドエイムス 発売日 2010年10月28日 定価 5,040円(税込) 判定 劣化ゲー ポイント 無茶移植だが頑張って移植はされているしかしやはりロード時間や描画に余波がPSPしか持っていなければまぁ…な出来 概要(ポータブル) 第2作『ZERO』の発売を控えた中販売された、PSPへの移植版。 ゲーム内容に大きな変更は無く基本的には単純移植となるが、ハードに合わせた細かい修正や追加要素はいくつか存在する。 変更点(ポータブル) 360版では「○」「△」「×」の3択で示されていたETS(酔い)状態での選択肢が、「笑顔」「無表情」「沈んだ顔」という、表情での3択に変更された。 PS系列ハードの場合、ボタン位置と名称の関係上「△」にあたる選択肢を×ボタンで、「×」にあたる選択肢を□ボタンで押さなければならず、記号のままだと混乱が起きるためだろう。 カラオケシーンは縦持ちに対応しており、横持ち表示と縦持ち表示をカラオケ中にも入れ替えられる。 縦持ちにすれば、ホストガールの全身をいっぱいに画面に入れるような形でダンスを鑑賞することが可能。 カラオケ中のスクリーンショットを撮り、PSP本体に残せる機能も追加されている。 PSPはハードに実績の記録機能がないため、本作は「メモリアル」という独自の実績がゲーム内に設けられている。 360版では実績の獲得数に応じて登場していた隠しホストガールの2人は、このメモリアルの達成で登場するようになっている。 エンディングでは各ホストガールの1枚絵が表示されるようになった。 殺風景だったエンディングは若干だが緩和されている。 新機能として、時計機能「ドリーム☆クロック」が追加。 現在の時刻と共にドリームクラブの受付が表示され、ボタンを押すと受付が年月日、時分を読み上げてくれる。 当日の「今日は何の日」的なプチ情報も数行読める。 評価点(ポータブル) ハード性能的にはかなり劣るPSPへの移植だが、特に機能や演出が削られたりといったことはない。 毎日起動して1日1回ホストガールに会いに行く、というプレイスタイルも取れるゲームなので、携帯機移植されたことに十分な意味は存在する。 分割にはせず1タイトルにまとめ上げている。 あれやこれのように、記録メディア容量の少ないPSPだから3タイトルに分割しました3本買ってね、などということはなく1本のソフトでちゃんと全キャラを楽しめる。 問題点(ポータブル) 3D描画の画質問題。 断っておくと、本作はPSPとして見れば画質はそこそこであり、360版からの劣化は見られるもののハード相応程度である。 しかし、「可愛いゲームの女の子とお酒を飲む」というコンセプトの本作にとって、ジャギの目立つ本作の3Dはややマイナスになってしまっている。 非常に長いロード。 360版でもややロードで引っ掛かる部分はあったが、PSP版はロードがその倍近い。 おまけにお酒の選択時など、場面転換以外のところでも読み込むようになり、かなり快適性に影響を与えている。 データインストールにも対応しているのだが、あまり大きな効果は無い。 DLCがほとんど配信されなかった。 配信されたのは、コスプレデーで着ている体操服やチアガール等のコスプレを常時着て貰える解禁DLCと、追加キャラクターを実績の条件を無視して解禁できるDLC、それ以外はシステムボイスやカラオケ中のカラーバックといった機能追加のみ。 DLC自体に抵抗があり買わないプレイヤーには関係のない要素だが、新曲やコスチューム等が楽しめないというのはやはり問題点となる。 性能や容量の劣るPSPへの移植ということで技術的な制約があった可能性も低いとは言い難いが、とにかく配信されなかったのは事実。 総評(ポータブル) 『アイドルマスター』に続き360を代表する萌えゲーのひとつとしての立場に収まりつつも、プレイヤー層のやや狭い360という場から飛び出したいというメーカーの意図、自分の持っているハードに来て欲しいというユーザー需要のマッチした作品ではある。 しかし、やはり3Dキャラオンリーの本作に、360 → PSPというハード性能差は大きかった。 確かにPSPも当時の携帯機では最も高性能なマシンではありそれ以上の選択肢は無く、移植自体も若干の改良は見られる。 だが、本作を語る上でロード時間と描画の問題はどうしても評価から外れ得ない。 一応、移植元から削除されたのはDLCぐらいであり、ロード時間をそういうものだと割り切って満足しているプレイヤーもそれなりには存在する。 ただ、基本的には勧められる出来とは言えず、携帯機でプレイするとしても次作『ZERO』のポータブル(PSV版)の方が良いだろう。 ドリームクラブ コンプリートエディぴょん! 【どりーむくらぶ こんぷりーとえでぃぴょん】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 プレイステーション3 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイト(メイン開発)タムソフト(音響・ボーカル曲)サウンドエイムス 発売日 2012年11月15日 定価 通常版:7,140円(税込)ダウンロード版:6,090円(税込) 判定 バカゲー ポイント 追加要素の加わった完全版UIの逆輸入により遊びやすさも改善 概要(コンプリート) PS3への移植版。 続編である『ドリームクラブ ZERO』のシステムが逆輸入されている。 変更点(コンプリート) 『ZERO』に合わせたシステム ゲームの進行形式に『ZERO』のものが取り入れられ、快適性が改善されている。 特に「アルバイト」が『ZERO』仕様に変更されたことで、平日コマンドの作業性は幾分和らいでいる。 『ZERO』に存在したメンバーズカードも導入され、進行度合いが確認しやすくなった。 衣装の追加 デートイベントに着て来る衣装が追加され、各キャラクターの春・夏・秋・冬それぞれで全て別々の衣装を着てくれるようになった。 デートイベントの追加(*13)。 360版では季節に合わせたイベントばかりだったが、それ以外のデートイベントが追加された。 ビリヤード場やフィットネスクラブなど、定番からちょっと外したデートスポットも新たに追加されている。 総評(コンプリート) 360版からプレイアビリティが向上し、追加イベントや追加衣装もありと、ハードの違いを除けば完全な上位互換となる。 いわゆる完全版ではあるが、移植元の発売から3年が経過しているため追加要素の導入は必然だっただろう。 あくまで移植であり、360版からのファンがまた買い直す程の内容ではないが、新規ファンならこちらを買うべきと言える。 ただし、追加キャラの存在や温泉デート等のイベントから、続編『ZERO』を先に勧められることも多い。 余談 タイトルは『DREAM C CLUB』と綴るが、Cを抜いて「ドリーム クラブ」と読む。 なぜこんなややこしい真似をしているのかは公式から全く説明されたことが無い(*14)。 起動時に「ドリームエックスクリエイト」のロゴが表示されるが、それ自体は実在の企業ではなく、「ドリームクラブ制作委員会」的なニュアンスである。 本シリーズの宣伝では、本作のプロデューサーであり、SIMPLEシリーズや『地球防衛軍』シリーズ等の総監督でもある岡島信幸氏が「ドリームエックスクリエイト代表」(通称「代表」)と称して様々な媒体に登場している。 「代表」は黒いジャケットに黒い帽子、マスクとサングラスを掛けるという、どう見ても不審者そのものの格好。声は明らかにボイスチェンジャーなのだが、本人は地声だと言い張っている。 しかし、インタビュー写真などでは岡島氏と代表が一緒に写っているケースが多く、やっぱり別人だろうという声も出てきている。え、どうせ合成だって? 特に、ナレーターの森一丁氏がMCを務めるXbox Liveの情報番組『インサイド Xbox』で初登場した際のシュールな振舞い、双葉理保役として本作を含めた多くのD3のゲームに出演している後藤邑子氏と対面した際の開口一番「岡島さんですよね?」などのやり取りが笑いを呼んだ。 本作の主人公は、良識があって細かい気配りもできる人物なのだが、女の子にそこそこの頻度でセクハラじみた言動を行うスケベ人間でもあるため、「これでよくドリームクラブに入店できたな」とプレイヤーから頻繁にネタにされる。 後に発売されている本作のドラマCDにおいては「ドリームイチロウ」なる名前が与えられ、CVを務めた羽多野渉氏の好演によって、その突き抜けっぷりに一層の磨きがかかっている。 主人公の状況に合わせて「飲酒プレイ」を行うという声もあり、ネットのゲーム実況動画などでも同様の遊び方をするケースがしばしば見られる。 まあ、完全にゲーム中の主人公に合わせようとすると退店した時点で酔いをリセットしなければならないため、一週分プレイする度に中断する必要があるのだが。 女の子と会話・デートする部分が大半で占められており、ゲーム的な黙々と進行する過程に時間があまり費やされないため、元々実況向きな側面は見受けられる。 「ETS」システムはD3が過去にリリースしたギャルゲー『Love Songs』(同社看板キャラである双葉理保のデビュー作)から受け継がれたものである。 元々は、文章としての選択肢にありがちな「どれも自分の言いたいことと合致しない」という問題への答えとして、「肯定」「否定」「曖昧」という肯定⇔否定のベクトルのみで表したものとして用意されたシステムである。 最初の宣伝PVに致命的な誤字(D 3 PUPLISHER)があった。これを理由に一時的にPV公開が取り下げられたというエピソードを持つ。 折悪しく、本作発売の直後に『ラブプラス』が発売。話題を完全に奪われる格好となった。 レビューのためにファミ通編集部に送られたROMが開発途上のものであり、ロードに約30秒もの時間を要するバージョンであった。 『ファミ通』のクロスレビューでの評価が6/6/6/6の24点と伸び悩んだのは、これが原因だったのではないかと言われている。 製品版ではロード時間は約7秒まで短縮。それでもやや長いという印象は受けるが。 『ファミ通Xbox360』での評価は8/9/7/8の32点を叩き出す(今度はちゃんと完成版ROMを送付したのだろうか?)。 ちなみにこの9点を付けたレビュアーは元ゲーメスト編集長の石井ぜんじ氏である。 ゲーム雑誌「CONTINUE」の企画「クソゲーオブザイヤー2009」で3位入賞。 だが批判しているというよりは、キャバクラのシステムを再現したネタゲーっぷりを指摘(評価?)しての入賞だと思われる。 余談だがCONTINUEは以前もアイマスを4位に格付けしており、この時は単調なゲーム性と高額なDLCを「キャバ嬢に貢いでいる気分」と指摘している。 初週売上は48000本以上、月末には6万弱まで増加。 日本国外での販売が見込めない360専用ギャルゲーとしては、優秀な成績と言える。 ちなみにこの時点での360普及台数が100万台ちょい。 DLCの売上も『アイドルマスター』に次ぐ年間2位となった。 360のビデオマーケットやニコニコ動画に全キャラクターの歌唱PVをアップしたり、公式ラジオを放送したりラッピングバスを走らせたりするなど、非常に力の入った広報活動も大きく功を奏したと言える。 ニコニコ動画での公式PVは30万以上の再生数を記録し、カラオケPVなどの関連動画も、多くが数万~10万単位の再生数を得た。 2010年3月11日に、廉価版「プラチナコレクション」が発売。 発売から1年も経たずに廉価版が出るのは比較的珍しい事例と言えるが、多くは良作・ヒット作に見られる現象である(*15)。 おそらくこのゲームが発売されたことにより最も評価されたのは「るい」役の声優・原田ひとみ氏であろう。 この原田氏だが、驚くことなかれスリーサイズは92・59・86のGカップである。これは演じた「るい」をも凌ぐナイスバディ(*16)であり、ドリームクラブのラジオにゲスト出演した際ネタにされたことから「ハラダチャーン(*17)」の呼び方が定着した。 また、その経歴ゆえ(*18)全ホストガールの中でも群を抜く歌唱力を持つ。 同じくD3P発売・同プロデューサーの『地球防衛軍』シリーズはしきりに本シリーズとのコラボなどが行われている。 本作のPV2(ゲーム内容をテレビの特番風に紹介する内容)では、EDスタッフロールに「地球防衛軍のみなさん」がクレジットされ、直後にEDFの勧誘CMが始まるという内容で視聴者の爆笑を誘った。 当時の最新作は本作同様360で展開されていた『地球防衛軍3』で、360は本作と『EDF3』の専用機というファンもいたほど。『EDF3』では隊長の台詞に「いつもの店で一杯おごってやる」というものがあり、「いつもの店=ドリクラ」とファンからネタにされていた。 その後『地球防衛軍4』でホストガールの雪と魅杏を模した囮用バルーン「ピュアデコイランチャー」が購入特典として登場。以降の作品でも恒例となった。 また『EDF』のPVでニュース風の形式の場合には冒頭で天気予報が入るのだが、天気予報部分の素材は上記の本作PV2の流用で、ジングルは本作の日数経過時のジングルが使われている。
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ドリームクラブZERO ピュアランキング
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発売日 2011年12月17日 価格 未定 ジャンル 恋愛シミュレーション 発売元 ディースリー・パブリッシャー プレイ人数 1人 CERO 審査予定 公式HP http //www.d3p.co.jp/dreamclub_ngp/ 解説 ピュアな心の持ち主である男性だけが入会できる大人の社交場ドリームクラブを舞台とした恋愛シミュレーションの続編「ドリームクラブZERO」がPS Vitaで開店です。13人の純粋で清らかな心を持ったホストガールたちがお客様との出会いを待ち望んでおります。 スクリーンショット PV
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ドリームクラブGogo. 【どりーむくらぶ ごごーてん】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 プレイステーション3 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイト(メイン開発)タムソフト(音響・ボーカル曲)サウンドエイムス 発売日 2014年4月10日 定価 通常版:7,344円(税込)ダウンロード版:6,800円(税込) プレイ人数 1人 レーティング CERO D(17歳以上対象) コンテンツアイコン 恋愛、セクシャル、ギャンブル 判定 バカゲー ポイント ホストガールを全員一新した新作『ZERO』の追加要素を継承旧作の長所を受け継いでいる一方、追加要素は僅か タイトルが読みづらい ドリームクラブシリーズ 概要 ストーリー ゲームの特徴 新要素 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 「夜のお店」を舞台にする という特異な設定が注目を集めた、恋愛シミュレーション『ドリームクラブ』シリーズの系列作で、現状の最新作。 『ドリームクラブ』(以下、「無印」)、『ドリームクラブ ZERO』(以下、「ZERO」)で登場した今までの作品でのホストガール13人ではなく、 全く新しいホストガールが登場する新規作品 となっている。 無印の発売から若干の年月が経過したこと、ゲーム本編がエンディングでカップルになり結婚まで迎える関係上ストーリー性のある続編展開が難しいこと、 そして数作を経て単純に他のホストガールを見たいという声も出て来たことから、ホストガールを一新しての新作という要望は少しずつ増えてきていた。 そういった声に応える意味もあって発売されたのが本作ということになる。 なお、「Gogo.」というタイトルは「ごごーてん」と読む。 これは、本作が(『マージャン★ドリームクラブ』等の外伝作も含めて)5作目に当たるため、「5号店」と掛けてのネーミングである。 新しくなった本作のホストガール(攻略対象ヒロイン)は10人。 キャラクターデザインは過去作と同様に森沢晴行氏が担当。 ストーリー プレイヤーの分身である主人公(名前入力可能)はある日、 カメラを買ったばかりのところを 街で「ドリームクラブ」の受付嬢(*1)に呼び止められて、半ば強引にクラブの会員へと指名されてしまう。 そこは大人の社交場であり「ピュアな心の持ち主だけが週末の夜に入店できる」という、存在自体が都市伝説となっている不思議なクラブであった。 主人公は突然のことに戸惑いながらも、ドリームクラブに通い始め、そこで働く「ホストガール」と呼ばれる女の子達とお酒を楽しく飲み交わす。 いつしか彼女たちも、仕事を超えた親愛の情を主人公に寄せ始める。 しかし、会員権が続くのは1年間でしかない。その期間中、あなたは本懐を遂げられるだろうか… ゲームの特徴 ゲームの基礎的な進行については無印に詳しいので、そちらを参照。 平日はバイトやギャンブルでお金を貯める。買い物や女の子とのデートに行くのもこの期間。 休日はドリームクラブに行ってホストガールを指名し、会話する。スケジュールが合わなかったりお金がなければ休むことも可能。 『ZERO』での追加要素も全て入れられている。ホストガールと旅館に1泊できる温泉イベントは、本作でもメインイベントとなっている。 本作は無印、『ZERO』のどちらとも異なり4月スタート。3月末までにエンディングに到達していないと会員期限切れでバッドエンドとなる。 攻略対象となるホストガールは全員入れ替わり、基本的には全員新キャラとなっている。 前作までのホストガールは、キャラクターとしてはもちろん、名前だけの小ネタも含めて登場はしない。メインヒロインである亜麻音や、D3の看板娘である理保(双葉理保)も同様。 ノコとの未来についての会話が前作のノノノがいた未来を露骨に意識したものになっているなど、前作のストーリーを意識した会話自体は出て来る。 タイトル等からすると、前作までの(店としての)「ドリームクラブ」とは店舗自体が別だという設定なのだと思われる。 『ZERO』にあった「1年間の途中まで未成年で、成年した時点でドリームクラブに入店して指名できるようになる」パターンはない。最初から全員指名できる。 ドリームクラブ内における唯一の非攻略対象ヒロインである「受付」だけは変わらずそのままであり、ボイスも平田真菜氏のまま継続。しかし、髪の色が黒色に変わっており、公式動画にも「別人」と書かれている。それ以外の容姿・性格は全くそのままであり、ただの別人とも思えないのだが…… 作中でも「前にも会ったことがあるような気がする」という会話があり、意図的にぼかされている。 + ホストガール10人の紹介 本作のホストガールは以下の10人。 鈴凛とアンジュはシリーズ恒例の隠しホストガール扱いで、実績(トロフィー)を規定数達成するかDLCで強制解放しない限り指名できない。 花里愛(かりあ)(CV 沖佳苗) 本作のメインヒロイン。前作までのメインヒロインであった亜麻音とは赤毛である点が共通する。 子供のころから乗馬に打ち込んでおり、大学でも馬術部に所属している。競馬を見ているだけでも乗りたくなってしまうほど乗馬には目がない。 朗らかで明るく振舞うが、内面的にはかなりストイックで自分に厳しい。初めは丁寧口調だが、関係が進むと口調が砕けてきて友達感覚になる。 実はSの気があり、中盤以降は 主人公がセクハラ発言をする度に乗馬用の鞭で打ち始める のが定番になる。というかこのルートは主人公のセクハラっぷりが大概ひどい 萌黄(もえぎ)(CV ささきのぞみ) 関西弁のお姉さんホストガール。職業はメイドで、大きなお屋敷に勤めているらしい。 ほんわかした雰囲気で、「~なんよお」が口癖。ゆるキャラ好きで、グッズ集めだけでなくイベントにも積極的に参加する。 一人称を意図的に「お姉ちゃん」として話すことが多く、関西弁の「近所のお姉さん」的キャラという点で前作の玲香に近いが、雰囲気は大幅に異なる。胸の大きさはみおの方に近い。 初デートで彼女のある秘密が明らかになり、以降はその問題の解決がテーマとなることに。 セイラ(CV 山本亜衣) 金髪碧眼のホストガール。ハーフで、母親が日本人で父親が外国人。最近来日し、日本ではフィットネスジムのインストラクターとして働いている。 日本人基準としても背も胸も小さく、本人も気にしている。発売前からミュージックPVで貧乳っぷりをネタにされる始末。 日本語は基本的に流暢に話せるが、酔うと乱れが激しくなり後半がカタカナになる。また、外来語は英語のイントネーションで話すため妙に巻き舌。 オタク文化に興味があり、ノコを「シショー」と呼んで敬愛している。一緒にアニメショップ等にも行く模様。 雅(みやび)(CV 山村響) その名の通り、雅な雰囲気で畏まったホストガール。思わず気押されてこちらも丁寧語になってしまうほど、口調は丁寧で固い。 ……のだが、実は元ヤンで、レディース「バタフライ」の総長だった。酔うとその頃の一人称「俺」の砕けた口調に戻ってしまう。普段の口調は保育士を目指すため、女らしくなろうと演じているもの。 こういうキャラにありがちな「普通に話していてもちょくちょく口調が戻ってしまう」ということはなく、酔いさえしなければ丁寧な口調を維持できる。ただし元が元だけに学業はだいぶダメで、本人曰く「自慢じゃないですがアホの子」。 「ヒナ」と「キョウ」というレディース時代の二人の妹分がおり、二人には「マサ姐」と呼ばれ慕われている。 途中からは、この二人が「監視」と称して、店内で雅の後ろに常につくようになる。要は前作までのスミス&ウェッスン枠。 酔っていないときも含め、たまにレディース時代の怖い剣幕が顔を出す。 ノコ(CV 白川愛実) いわゆる「オタク女子」で、アニメ・ゲーム・漫画・特撮など、幅広いサブカル文化に精通している。コミケは常連、年越しは積みゲーを消化、ニチアサは毎週録画と精を出す。 日常会話にも作品のパロディがよく飛び出す。それ以外にも、急に思いついてキャラを作ったりシチュエーショントークを始めたりと、常に会話は明るく自由奔放。メールでも顔文字や絵文字を使いまくる。 ただしオタクなので、初対面の相手には警戒心が強い。ノコルートを一周終わらせてから改めてノコの初指名を見るとまるで別人のよう。 オタクだがファッションには強い拘りを持ち、外見的なオタクっぽさは全く無い。ホストガールの制服にも目立つピンク縞々のソックスをワンポイントで添えている。 その他にもネットアイドル「ノコたん」として活動しており、結構な人気を得ているが、初デートを機に彼女の「私生活」の問題点が明らかに…… 桜華(おうか)(CV 中島沙樹) 眼鏡を掛けた長身でセクシーなホストガール。本職は見習いの占い師で、ホストガールになったのも占い修業の一環。占いと名の付くものは大体できる。 人の「魂」を形として感じ取る力を持ち、主人公の「魂」は特別で読み取るのが難しいと話す。 退店後のメールでは「来週の占い」を送ってくれる。ただし、内容はそこまで具体的でないことも多い。 酔うとお姉さん気が強くなり、とろんとした話し方になる。 美月(みつき)(CV 高橋未奈美(現:髙橋ミナミ)) 大人しい性格のホストガール。実家は農家で、酪農(乳牛)と稲作を両方やっている。 田舎育ちで都会への憧れが強く、東京に出て来たことで何を見てもワクワクしている。一方、自分の住んでいる山にも愛着があり、田舎のことを語るときも興奮している。 引っ込み思案で自分に自信が無く、二言目には謝ってしまう。初対面でも異様なほど緊張しており、『ZERO』での初接客時の亜麻音を彷彿とさせる。 酔うと他のホストガール以上に呂律が回らなくなり、口調がふにゃふにゃになってしまう。 ちり(CV 田中真奈美) 褐色肌と多方向にハネた後ろ髪が特徴の女の子のホストガール。語尾に「~にゃ」と付けるほか、酔うと後ろ髪がピンと立ってネコ耳っぽくなるなど、明らかにネコっぽい。 一人称は「ちぃ」で、主人公のことを「センパイ」と呼ぶ。主人公にも「ちぃ」と呼んでもらうよう求める。 ちょっとおかしいレベルで一般常識に欠けており、人間ですらなさそうな節を度々窺わせる。っていうかだいたい猫。 他にも主人公の「タマタマ」を狙っているなど、前作のノノノを想起させるような言動を見せるが、果たしてその正体は……? 鈴凛(りんりん)(CV 大山早稀) 中国人ホストガール。今時フィクションでも殆ど見ない「~ある」口調の女の子だが、酔うと何故か普通のお姉さん口調になる。 非常にドジで、何かと隠し事をしようとする割には自分の言動ですぐバレてしまう。運動神経も悪く、初対面以降事あるごとにすっ転ぶ。 「スパイ」を自称するが、色々と残念過ぎて全くスパイには見えず、やることも他人の私生活を覗き見するぐらい。主人公にも「こんなスパイいるか……?」と呆れられる始末。 やたらと雑学をひけらかしたがるものの、原典は基本的にネットの百科事典だとノコにバラされている。 意外にも草花が好きで、植物の世話には並々ならぬ興味を示す。 アンジュ(CV 小澤亜李) 異星から来た宇宙人のホストガール。頭の周りに付いている、というより浮いている蛍光灯青白い輪っかの髪飾りが特徴。 宇宙人かつ「宇宙警察」に所属する刑事であり、今も刑事として勤務中……らしい。どこぞの有名な宇宙刑事たちには「研修でお会いした」とのこと。 大人しく声を荒らげることはないが、刑事であるため正義感に厚く、言葉もやや堅い。酔うと更に堅苦しくなり、自身を「ホンカン」と呼び、「~であります」が口癖になる。違う宇宙人も同じ語尾を使っていた気がするが気にしてはいけない。 ドリームクラブ定番とも言える「非常識枠」であり、宇宙人なので地球人の常識が通用しない。地球の警察については、日本の刑事ドラマから情報を得ているのでだいぶ知識が偏っている。 酔うとしゃっくりをするホストガールは多いが、彼女の場合は「みゅん」と謎の声を上げる。 新要素 派生作を除いた事実上の前作となる『ZERO』から、変更・改善されている点のみ特記する。 平日のアルバイトは、アルバイト先や資格などの内容が一新。 本作も花屋やカラオケ店員から、プロのトレーダーや経営コンサルタントにまでなれる。だからなんでフリーターなんだお前は。 『ZERO』から全アルバイトで発生するようになった、バイト期間が勝手に増えてしまう「トラブル」については、「低め」「普通」「危険」の大まかな段階で発生確率が画面表示されるようになった。 本作では、多数の資格を集めると、最終的に 1週間で40万円稼ぐ 究極のバイト「サラサラマネー」も登場する。本当にバイトか? デートの際に着て来る各ホストガールの私服は、『ZERO』のXbox360版(原版)と同じく「春夏」と「秋冬」の2種類。 前作までの玲香のジャージやアイリの痛Tシャツのような露骨にネタに走ったものはないが、この辺りは好みか。 乗馬クラブや農場といった各ホストガールに縁のある場所をはじめ、デートスポットもいくつか追加されている。 クリスマスENDの条件が変更。クリスマスデートで行うタッチイベントを成功しないと発生しなくなった。 これにより、クリスマスデートで「手を触って」などと言われた際に、わざと他の部分を触ることでクリスマスENDは回避することが可能。 前作で起こっていた「ハッピーEND狙いの時にクリスマスENDが暴発する問題」は 上述の仕様を知っていれば 回避できるようになった。 新しい形のエンディングとして「バレンタインEND」が登場。 『ZERO』で登場した「クリスマスEND」に近いものであり、バレンタインでのデートの後にそのままエンディングに進む。 エンディングの構成はクリスマスENDと同じで、他のホストガール9人からのビデオメッセージが流れる。メッセージの内容はもちろんクリスマスENDとは別。 ただし、条件として「クリスマスEND」を見ている必要があるため、各ホストガールの初回攻略では見られない。 評価点 『ZERO』までの2作同様、膨大なボイス量にて世間話からユニークなふざけ話、ほぼ恋人としての会話まで色々な会話を楽しむことができる。 特にキャラクター間の関係性は過去作よりもさらに濃く描かれており、鈴凛のシナリオ等では他のホストガールと順番に会っていくイベントがある。 ノコのサブストーリーにアンジュの存在が絡んでいるなど、一部のイベントではホストガールを跨いだシナリオもある。 後述のデートの増量もあり、『ZERO』と比べてホストガール数は13人→10人に減少している(無印と同じ数に戻っている)ものの、1ホストガール当たりのテキスト量は濃くなっている。 キャラクターも多彩さを出そうと努力しており、前作までのホストガールにも思い入れの深いプレイヤーが多い中で頑張っている。 大人しいアンジュや姉御肌の雅、ひたすら明るくボケ倒すノコなどには、前作までのホストガールとの性格面での差別化がよく表れている。 主人公は年の離れた妹が居るという設定もあってかそれなりに女性に慣れているので今までの主人公とは印象も異なる。 ホストガールにセクハラじみた発言を行う場面が多いが、一方で良識や行動力を見せる面も多い。過去作で挙げられた「主人公が突拍子もない言動に及ぶ」という難点は今作では改善されている。(皆無という訳ではないが) デート関連のボリュームの多さは本作の明確な長所。 デートは無印にあった花見・海・縁日・スケートの各季節のデートと、『ZERO』にあったサブストーリー毎のデートを両方収録。 クリスマスや初詣のデート、今作で追加されたバレンタインEND用のデート、その他同伴デートやアフターも引き続きあるので、デート収録数はシリーズ随一(*2)である。 選択肢次第で展開が大きく変化するデートも各ヒロインにいくつか設けられている。 MOMO氏が主に手掛ける楽曲の質は相変わらず高く、そして多彩。 メインヒロインの花里愛の90年代ポップ風ソングを初め、「アジアンポップス」「和風ロック」など新しいジャンルにも挑戦している。相変わらずオッサンをくすぐる昭和感漂う曲もある。 振り付けのクオリティも旧作に劣らず、指を1本ずつ増やしていく動きなど指先まで使う。中国人である鈴凛の曲ではカンフーっぽい動きが入ったり、雅の和風ロックでは歌舞伎の見得を切ったりなどのバラエティ性も充分。 バッドエンディングではお馴染みの男性スタッフ陣による替え歌が流れる。本作の選曲はちりの持ち歌である「嵐を呼ぶネコ☆」。 賛否両論点 前作以前と比較して、ヒロインに経歴の浅い声優が多く、「格落ち感」を指摘されることはしばしばある。 半数以上の声優がベテラン、もしくはちょっとアニメを見ていれば知っているような有名役持ちの人気声優であった前作までに対し、本作で該当するのはメインヒロイン役の沖佳苗氏と中島沙樹氏ぐらいで、全体的に大半が(当時の)新人声優で固められている。 とは言え、演技の質には全く問題はなく、山村響氏、高橋未奈美(現:髙橋ミナミ)氏、小澤亜李氏といった後に若手女性声優として売れっ子になるメンバーも複数含まれている。起用の方向性が変わったことは否定できないものの、新シリーズとして生まれ変わった人選としての評価は充分されている。 敢えて挙げるならば、都内出身なのに妙にアクセントにイントネーションがあるノコくらいだが、彼女の場合は個性として機能しており、これを問題点として見るプレイヤーはほぼ見当たらない。 ハードの展開はプレイステーション3のみ。 既に無印、『ZERO』共にPS3への移植が行われており、そちらのプレイ人口が多いのは確かであろうが、もともと無印からXbox360で展開されてきたシリーズ(*3)だけにそちらのプレイヤーからの落胆の声も少なくなかった。 また、本作より先にプレイステーション4のローンチタイトルとして旧作のホストガールによるダンス観賞用作品『ホストガールオンステージ』が配信されており、この点から批判の声が上がることもあった。 とは言え、ホストガールオンステージが配信されたのは本作発売の2か月前であり、開発時期と環境的に本作のPS4専売やPS3・4のマルチでの展開は厳しかったのだろうとも思われる。 問題点 キャラ一新以外の新規要素の少なさ。 前作『ZERO』の記事と本作の記事を比べてみても分かる通り、本作はキャラクター(とそれに伴う会話・歌曲)の変更だけで、それ以外の追加・変更は数えるほどしかない。 クリスマスENDや温泉イベントなどといった大イベントは残しても良かったと思われるが、他はいくらでも新システムを出す余地があったはず。 ガワを変えただけで成立するゲーム性ならまだしも、『ZERO』の記事でも述べたように、恋愛シミュレーションというジャンル自体が「ヒロインの攻略を繰り返す」構造になっており、決して発展性のあるものとは言い難い。本作ならではの新システムは必須だっただろう。 唯一の目立った追加要素であるバレンタインENDも、同じホストガール攻略の2周目以降(ハッピーENDも見るなら3周目以降)前提という条件が厳しい。 本作の「周回が面倒」という欠点と露骨に重なってかなり負担であり、存在の分かりにくさも手伝って、折角の専用イベントなのにそこまで辿り着けていないプレイヤーも多い。 特に前作までの欠点が改善されている訳でもなく、平日アルバイトのUI等の細かいところを除き、システム上の問題点の多くは据え置き。 新規要素がほぼ無い時点でゲーム全体のシステムに通じるような部分の改良はなすべくもないが、ちょっとした工夫で修正できそうな部分でもそのままになっている。 会話の選択肢が、ETSの「笑い顔・悩む顔・否定の顔」(肯定、否定、曖昧)に合致しておらず、どれを選んだら何を答えたことになるのか非常に分かりづらいものも多い。 『ZERO』で挙がっていた「ハッピーEND狙いの時にクリスマスENDが暴発する」問題については改善されていないわけではないが、不親切さは否めない。 上述の仕様により「クリスマスデートのタッチイベントを失敗すればクリスマスENDは発生しない」ことを知っていれば避けられるようになったものの、初見のプレイヤーにそんなことがわかるはずもなく、根本的な改善はされていない。 特に本作ではゲームが4月から開始する関係上、12月は丁度エンディングを迎える時期である。いよいよエンディングだぞというこのタイミングでクリスマスENDに進んでしまった時の心労は図り知れない。 過去作に存在した要素のオミット カラオケモードで受付を指名できない。 嫉妬メールイベントが存在しない。 髪型変更が出来ない。 猫耳のちりや頭に環が浮かぶアンジュなどデザイン的に難しいホストガールが居るというもあるが、これに関しては残念という意見が多い DLCによる追加曲も配信されず。 誤字・脱字の多さ。 過去作でも若干気になる部分はあったものの、本作はとにかく明らかに目に付くレベルで多い。非常にテキスト量の多いゲームとは言え、それで言い訳が効かない域に達している。 過去作では移植に際して改善がされているのだが、本作の場合移植がないためその点でもフォローできない。 その他、会話でまだ指名していない(会っていない)はずのホストガールの話題が出るなどフラグミスと思われる箇所もある。 バグも複数存在する。 特に、誕生日イベントで落ちる不具合が影響度が高い。本作はオートセーブだが、誕生日イベントは当然ながら1周のプレイ(1年間)で1回のため、ゲームが落ちると翌週に飛んでしまう関係上祝えなくなり台無しになる。 新しい要素を入れた結果バグが出るというならともかく、キャラと曲を替えただけの新作でそれはないだろう、という点で余計に印象が悪い。 総評 どうしても新規要素の少なさと垣間見える粗さが目につき、評価を下げざるを得ない作品。 一新したホストガール自体は魅力的で設定にも凝っており、不満も聞かれないだけに勿体無い。 ただし、「ひたすら会話するための膨大なテキスト量」「クオリティの高い楽曲とダンス」といった旧作での長所はそのまま引き継いでおり、決して努力を一切怠った作品ではない。 誤字脱字やバグを考えると断言もしがたいのが残念なところだが、基本的には旧作と同様のクオリティーを保っており、同じレベルで勧められる。 特に各ホストガールのパーソナリティ、容姿、担当声優などで何か惹かれるものがあるならば、無印、『ZERO』より本作を選んでも何ら問題ないだろう。 とは言え、『ドリームクラブ』というコンテンツが持っていたチャレンジブルな部分に乏しい印象は否めないところ。 DLCによる追加曲の配信がなく、各キャラ1曲のみで終わってしまった点も惜しまれている。 余談 本作の主人公は公式のスクリーンショットに倣って「(ドリーム)ゴロウ」と呼ばれることが多い。 作品自体の問題点とは異なるのでここで述べるが、冒頭でも述べたタイトルの読みにくさ、意味のわかりにくさを指摘されることが多い。 元々、制作中の仮タイトルが「5号店」となっていたようで、これを引き継いでこのタイトルにしたようだが、率直に言って シリーズを追っていないと訳が分からない。 初見では「ゴーゴー」と読んでしまうプレイヤーも多いことだろう。 特に、本シリーズ内で「1」「2」というナンバリングを振っていたわけではないため「本作が何作目」という捉え方をしていないプレイヤーが多く、おまけに派生作は数えたり、スマホアプリは除いたりと基準が曖昧(*4)で、シリーズファンですら「本作が5作目」という認識をしていたプレイヤーは少数であった。 一応、『ドリームクラブ ホストガールオンステージ』の公式サイトで「4号店」という表現を使ったりと、本作を「5号店」とするための意識はしていたようだが、如何せんそれでは不足であった。 キャラクターを一新して新規プレイヤーにも触れやすくした作品だけに続編のようなタイトルにしたくなかった、かつ「今までのドリームクラブとは別の店舗」というニュアンスを出せるようにしたかったという意図は理解できなくはないのだが…… 本作のホストガールは『地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR』の購入特典「ピュアデコイランチャー」(敵からの囮になってくれる風船)のモデルとして全員が採用されている。 また鈴凛の「心配ご無用」の独特のイントネーションが、以降のEDFシリーズのPVに登場する本田広報官の口癖として使われている。『ドリームクラブ』を知らないファンからはEDF発祥のネタだと誤解されていることも。
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マージャン★ドリームクラブ 【まーじゃんどりーむくらぶ】 ジャンル 4人打ち麻雀ゲーム 対応機種 Xbox 360プレイステーション3 メディア 【360】DVD-ROM【PS3】BD-ROM 各1枚 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイトタムソフト(メイン開発)サウンドエイムス(音響) 発売日 【360】2012年3月29日【PS3】2012年4月5日 定価 7,140円(税5%込) プレイ人数 1人(オンライン時最大4人) レーティング CERO D(17才以上対象) コンテンツアイコン セクシャル 判定 なし ポイント 『ZERO』までのヒロイン+αと麻雀する外伝作麻雀未経験者への配慮が手厚い原作のキャラ性やバカゲー要素も健在ストーリー性の薄さ等でファンアイテム止まり感は否めず ドリームクラブシリーズ 概要 本作のモード 本作の特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 『ドリームクラブ』および続編『ドリームクラブ ZERO』のキャラクターを起用した麻雀ゲーム。 舞台は 「雀荘ドリームクラブ」 であり、本家のドリームクラブとは別の系列店とされている。 本シリーズで攻略対象であった各ヒロイン達についても、本作中では「ホストガール」ではなく「女性会員」と呼称されている。 開発は本家シリーズと同様にタムソフト。 このゲームのように本来の作り手が監修だけで中身は別会社が制作している、ということは無いのでその点はご安心を。 本作のモード 入門モード 雀荘ドリームクラブの「受付」が麻雀のルールについて説明するモード。内容は基本的なルール説明や役の他、用語集など中々充実している。 また、受付のフルボイスで説明される為、常用されない難読漢字が大半を占める麻雀用語を耳で聞いて覚えることが出来る。 対戦モード 女の子を3人指名して、4人打ちで自由に対局することが出来る。 対戦相手として選べるのは、過去作でホストガールを務めた13人。さらに条件を満たすと受付を対戦相手として解禁でき、合計で14人となる。 1位になれば3人から祝福され、そのうちの1人からコメントを貰える。 夢王戦モード 予選と決勝に分かれるリーグ戦。予選は全13回戦(一人一回ずつ休みが入る為実際には12回)で、総合順位2名が決勝リーグへ勝ち上がれる。勝ち抜いた2名と王者である魔璃と受付を交えた4人で5回戦を戦うことになる。 メインモードと言える位置づけにあり、優勝するとエンディングとなる。 優勝後は受付を対戦モード及びギャラリーモードで選択できるようになる。 応援モード 1人の女の子を指名して、彼女に応援してもらいながら戦うモード。「タンヤオを狙うのはどう?」「対面がそろそろ張ってそう」「これじゃフリテンだよ~」といった助言を受けることが出来る。その他、女の子の雑談もたまに入る。 1位になると指名した女の子からキスや愛の告白といったご褒美が貰える。 このモードでは俯瞰視点限定で、対戦相手は2Dキャラのみとなる。 2Dキャラは本家ではメールを送ってくるだけだったシゲや、遙華のSPであるスミスとウェッスン、DLCで購入可能だったバックダンサーのユウ&エル、名前だけ登場していた理保の妹である双葉真琴など。SIMPLEシリーズでおなじみの麗子先生もゲスト出演している。 オンライン対戦 最大4人まで参加できるオンライン対戦。女の子を一人指名して応援してもらうことが出来る。後述するドリームカードは使用不可能。 ギャラリーモード キャタクターのカスタマイズをする項目。髪型や服装といった項目を設定することで対局や応援モードに反映される。 受付はメニュー画面や入門モードでも指定した衣装が反映されるため、着せ替えた衣装によっては明らかに雀荘とは違う店の絵面になる。 本作の特徴 視点切り替え 麻雀ゲームで一般的な俯瞰視点の他、実際に席に座っている状態を表したリアル視点に切り替えることが出来る。リアル視点では実際に牌をツモって切る動作を見ることが出来る他、カメラを操作して女の子達をアップで見ることが出来る。 あまりにも撫でまわすように見過ぎると怒られたり、気持ち悪がられるので注意が必要。実際のゲームに影響はない。 女の子達のモーション及びリアクション 3Dキャラとの対戦ではポンやカンといった鳴きの際にモーションが入る。リーチ時にも専用のモーションと同時にBGMが変わって女の子の持ち歌が流れ出すという演出が入る。受付も今作で初の持ち歌「風を集めて」を披露している。 女の子が和了した際にも特別な演出が入る。役の大きさによって細かに演出が設定されており、セクシーなものから可愛らしいものまで多数存在する。 背景に魔法陣を作り出して呪文を詠唱する魔璃、華麗な上段蹴りを決めるナオ、バレーのスパイクを決めるあすか、天使のように羽ばたく亜麻音と受付、持ち歌である「☆paradise☆」の決めポーズを決めるノノノ、セクシーに踊り出するいなどいずれも必見。 また、逆に女の子がフリコミをすると落ち込んだり悔しがったりするモーションが入る。こちらも役の大きさによって演出が異なり、大きな手を直撃させると非常に官能的なモーションが入る為、そういう意味でも大きな手を狙う価値はある。 対局中はこれらのモーションを含めてギャラリーモードで設定した着せ替え衣装が反映される為、衣装とモーション次第ではパンモロを拝むことも可能。携帯機移植版に存在したカメコ視点以上にセクシーなカットも狙うことが出来る。 スタッフも分かっているのか、後述するドリームカードの中には他のキャラクターを好調にする(大きな手を張りやすくする)効果を持つものが存在する為、それを使用すれば役満専用のモーションも発生しやすくなる。 対局中はフルボイスであり、鳴き以外でも「ピンズは危険ね」「もしかして国士無双を張っている?」といった感じで女の子が喋る為、とても賑やかな対局となる。 但し、長考をすると、「巻きでお願いします」「まだですか」「遅いわよ」と連呼され続ける為、少しストレスを感じる人もいるかもしれない。 キャラクターごとの特色と性能差 3Dキャラの女の子達にも、2Dキャラにもそれぞれ得意とする打ち筋や好みの役や好調や不調といった波、使用する特技といった設定がなされている。いわゆる強キャラ・弱キャラも存在し、それぞれの特性を読んで打ちまわす戦略性を生み出している。 ドリームカード 使用することで有利に対局を進めることが出来るカード。大三元といった役を積み込むことが出来る他、ツモ運を強化、他家の牌を透視、振り込みを1度だけ無効化といった強力な効果を持つ。 カードは使い捨てで、ポイントを消費して交換して入手する必要がある。交換レートはシビアな為、気軽には使えない。 最初から購入できるものもあるが、有料DLCとして更に強力なカードを追加することが出来る。特に国士無双を積み込めるカードは非常に強力。 ちなみに本作の有料DLCはこのドリームカードと特別な装飾がされた卓と牌に関するもので、衣装に関するDLCは初回特典のみとなっている。 インタビュー 夢王戦では対局開始前に3人の女の子からインタビューという形でコメントを伺うことが出来る。決勝リーグに勝ち上がった女の子のコメントも特別なものとなる。普段ではまず勝ち上がらない弱いキャラをわざと勝ち上がらせれば貴重なコメントを聞くことが出来る。 明らかにモチーフは女優モノのAVによくあるアレである。 評価点 割としっかりしている麻雀要素。 夢王戦を除いて、対局前にローカルルールの有無についてなど細かなルール設定が可能。 また自分がどの役を何回アガったのかといった記録を閲覧することが出来る。 充実したギャラリーモード 女の子を180度のアングルで見渡すことが出来る。本家ドリームクラブではできなかったアングルで女の子を見渡すことが可能。モードを問わずに、対局すればポイントがたまっていく。一定のポイントをためると階級が上がり、ギャラリーモードでの髪型変更や新たなコスチュームが解禁される。 本家ドリームクラブに存在した衣装は勿論のこと、新規衣装も豊富に用意されている。なお過去作品で対応する有料DLC衣装を購入していると解禁を待たずに使用できる。ちなみに初回購入特典のDLCを除いて衣装は全て作中内で解禁可能。 飲酒描写が一切無いにもかかわらず対象年齢17歳以上に指定されていることから察せられるが、キープアウトテープやセックスィー水着、ヴィーナス(貝殻水着)など過去作品で価格が高めに設定されていた非常に過激な衣装も用意されている。 本家ドリームクラブに存在しなかった新たな衣装もかなり個性的。何故か男物の学ランである学生服、褌&網タイツの忍者、露出度ゼロの宇宙服、色気皆無のオヤジスタイルなハラマキ、極めつきは全身タイツ(初回特典)など、ネタに走ったものも少なくない。 初心者でも楽しみながら麻雀を覚えることが出来る。 入門モードでルールを細かく確認することが出来る他、応援モードでは女の子達からの助言を受けながら麻雀をすることが出来る為、初心者でもとっつきやすい。 キャラものの麻雀ゲームでこの手の入門教室が実装されている作品は意外と少なく、『雀・三國無双』や『咲-Saki- Portable』などには無い評価点と言える。 対戦モードでは女の子の可愛いモーションとリアクションが楽しめ、応援モードで1位になればご褒美をもらうことが出来る為、漫然と打つだけのプレイにはならない。 前述の通りモードを問わず対局を重ねれば段位が上がって過激なコスチュームを解禁できるのもプレイヤーの目標となってやる気を引き立ててくれる。 対局すればするほど過激なコスチュームを使用可能になるという点もある意味バカゲー的な要素と言えるかもしれない。ちなみにDLCで解禁せずに段位を最高にして全ての衣装を解禁するには半荘を150~200回くらい対局する必要がある。 1位を取り続けることで最も早く段位を昇格させることが出来る。たとえ4位でもポイントは貯まる為、初心者でも対局し続ければやがては衣装を解禁できる。 但し過去作品のDLCを全て購入しているプレイヤーはゲーム開始時に大半の衣装が解禁されてしまう為、少し目標が減ってしまうが。 このように女の子達の存在が初心者でも飽きさせずにやる気を引き出す要素としてしっかりと機能している。単にキャラを流用しただけの麻雀ゲームから脱却しているのは評価できる。 無論女の子に囲まれて、もしくは応援されて対局するのは麻雀経験者であっても楽しめる要素であり、女の子達のリアクションを楽しむために大きな手をアガる、あるいは直撃を狙うといった戦略性にもつながっている。 原作のキャラ性を失っていない。 ミステリアスで隙のない性格の魔璃や受付、既に他の麻雀ゲームに多数出ている理保が強キャラだったり、ドジなみおや根が素直な魅杏が弱キャラだったりと、強さや打ち筋の設定はキャラクターに合っており、違和感は全く無い。 モーションやボイス等でも通り一遍のリアクションにならず、前述の通り多彩な演出でキャラ付けをする努力は大いに感じられる。 ダーリンボイス 応援モードとオンラインモードで女の子達がプレイヤーの名前を呼んでくれる機能。無料DLCの為、ダウンロードすることで設定できる。 名前の例は「あーちゃん」「ひろくん」「としくん」「じゅんくん」「よしくん」といったもので、種類も豊富で100種類以上存在している。最初は呼ぶ頻度が少ないが何回も指名していると頻繁に名前を呼んでくれるようになる。 基本的に名前を呼び捨てにする魔璃、プレイヤーをお兄ちゃんと呼ぶ雪、ミジンコ呼ばわりする遙華など、元々特有の呼び方があるキャラは設定すると少しイメージに合わなくなる面もあるが。 この手の機能を待ち望む声は多いが、導入されているのは今作のみで、恋愛シミュレーション本編としての次作である『ドリームクラブGogo.』でも実装されなかった。 賛否両論点 ストーリー性の薄さ あくまでも雀荘ドリームクラブを舞台に麻雀をするゲームであるため、本家『ドリームクラブ』のように女の子と親密になることは出来ない。 夢王戦がメインのモードと言えるが、こちらは打つのが大半のモードであり、ストーリー性は少ない。 応援モードでは1位になれば女の子からご褒美のキスや告白といったご褒美が貰えるのだが、本家『ドリームクラブ』ではキスやエンディングまで到達するのに苦労するのに、こちらでは半荘で1位になっただけでキスされるというのも少し違和感がある。 せめて1人の女性会員を指名してタッグで勝ち抜いていくモードなどを用意して、勝ち抜く度にインタビューでコメントを貰え、優勝すればキスのご褒美…という流れならばいくらか自然だっただろう。 ただ、元々完結しているドリームクラブのシナリオに麻雀要素を無理に組み込んでも、話の展開が破綻してしまう可能性が極めて高い為、仕方のない面もあるが。 一部のキャラクターの圧倒的な強さ 作中で王者として扱われている魔璃と受付は抜きんでて強く、この二人と戦うことになる夢王戦決勝リーグは相当な難関。高確率で大きな手を聴牌する魔璃と、速攻で聴牌する上にこちらの待ちを見抜く受付の組み合わせは非常に厄介で、自分が守りに徹して反撃の機会を窺っているうちに他家がトバされて終了ということもザラにある。 その他にも的確な和了を見せるアイリや、好調だと爆発的な強さを発揮するノノノが予選リーグの壁となりやすい。この2人は予選リーグを高確率で勝ち抜いて来る為、そうなると決勝が更なる難関と化す。 予選リーグでアイリ・ノノノ・理保といった強キャラを集中砲火して下位に沈めればいくらか楽になる。ただし魅杏やみおといった弱いキャラが勝ち上がった場合でも受付と魔璃に振り込んでしまいトバされるケースになりやすい為、違った方向で高難度となる。 彼女らのような強キャラ以外でも好調になると数順でリーチをかけてくることも少なくない。全体的に手ごたえのある難易度となっている。 こちらがドリームカードを使用すれば対等に渡り合える。 ある程度手ごたえがないと達成感も無くなる為、一概に問題とも言えないが。ドリームカードを使わずに夢王戦を制覇した達成感は言い尽くせないものがある。 問題点 インターフェイス面の不備 俯瞰視点にしていても対面の牌が見づらい。牌の種類を複数用意されている中から選べるため、見やすい牌を選べばいくらか楽になる。 ちなみに舞台も選ぶことが出来る。本家ドリームクラブ店内を模した「通常店」と、海辺のロケーションで水着姿が映える「南国店」に加え、そして宇宙空間を舞台とした「宇宙店」の3種類。変なところをこのゲームから引き継いでしまっている。ちなみに夢王戦決勝は舞台が宇宙空間で限定される。 一部テンポの悪さ。 俯瞰視点にしてもツモ切のモーションが入る為、テンポは少し良くない。 一応視点切り替えボタンを連打し続ければモーションをキャンセル出来る為、少し面倒だが一般的な麻雀ゲーム並みのテンポは保てる。 鳴きが入るとそのたびにカメラがメイン視点に切り替わる。常に俯瞰視点で対局したい人にとっては少し面倒。 自分の番になっても、リーチを掛けたとしても、牌を自動で自模らない。ドリームカードを使用するチャンスがある為だが、この点を煩わしく感じる人も居る。 誰がどの席に座るのか選べない。 麻雀では当然と言えるが、グラフィックを見渡せるこのゲームではネックとなる。 対面で胸の谷間を拝みたいキャラが横に座ってしまう、太ももが露出している衣装を着せたのに対面に座ってしまう、眼帯をしている魔璃が右隣に座ってしまい顔がよく見えなくなるといった事態も起こりうる。 本家の衣装が全て実装されている訳ではない 本家ドリームクラブで制服はSMLの3サイズに分けられ、サイズが合う制服は着せ替えさせることが出来たのだが、この作品ではそれぞれ固有の制服しか着せることが出来ない。 DLC衣装もネガティブウェア・彩の衣装・メンズワイシャツ・ドリームエプロンと言った、いくつか存在しないものがある。 後者2つは明らかに「水着」ではなく「下着」の為、CERO対策という大人の事情が絡んでいたということも考えられるが。 入門モードも万全では無い。 あくまでも辞典的な説明のみで、実際に卓を囲って流れを説明するチュートリアル形式が無い為、少しわかりづらい点もある。 対局中に閲覧できるのは役の種類と得点表のみで、用語集を閲覧できない。プレイヤーが本当に麻雀初心者だと「平和がねらい目ですよ」と助言を受けた場合でも、役の条件を見て「オタ風ってなんだっけ…?」と疑問に思う事態だって十分起こりうる。 総評 キャラを流用しただけのよくあるゲーム…と思いきや意外と作り込まれている作品。 ドリームクラブのファンアイテムとしても合格点であり、万全では無いものの麻雀を知らない人でもルールを覚えながら楽しく麻雀を打てる。 この点についてもしっかりと配慮がなされているため、麻雀未経験者でも十分購入する価値はある。 一方、麻雀経験者であった場合でも女の子に囲まれて明るい雰囲気で楽しむことができる。 その上、たとえ負けたとしても女の子の可愛いリアクションが目の保養となるため、間口の広い麻雀ゲームと言えるだろう。 それだけに、難点であるインターフェイスの不備と、ストーリー性の薄さがただひたすらに惜しまれる。 この2点についてキチンと手を加えた上で、さらにより丁寧な初心者向け講座などを追加していれば、あるいは名作と呼んで差し支えない作品になっていたかもしれない。 余談 『THE どこでもギャル麻雀』の主題歌である「テンパイ☆LOVE」が本作のエンディングとしても使用されている。 原作で同曲を歌っていた理保(双葉理保)が本作にも登場しているが、本作では彼女ではなく受付がボーカルとして歌っている。 今作でお披露目となった受付の持ち歌「風を集めて」は舞台版ドリームクラブではダンス付きで披露されている。残念ながら『Gogo.』には逆輸入されなかった。